刑事ベスト24時!!
「刑事魂」などには収録されていない、「刑事貴族」シリーズや「あぶない刑事」のオープニングテーマ、「あきれた刑事」の主題歌のシングルバージョンの初CD化など待ちに待った内容です!今までの刑事コンピレーションにないセレクトなので、「大都会」や「Gメン'75」など70年代の曲は外して、「刑事貴族」の郷ひろみ時代の主題歌などを入れてるなど「刑事貴族」シリーズをもう少し充実させてくれたら良かったと思います。
麒麟の翼 (特別書き下ろし)
すでに書かれている方もいるとおり、推理小説とみるよりも
人とのつながりを描いたものだと解釈しました。
印税を義援金にという売り方に賛否両論あるかと思いますが、
読み終わった後は、3.11にちなんで、東野氏なりの思いや願いといったものが
込められた力作だと感じました。
映画化はここ最近始まったものではないので、もはや原作とどちらが面白い
うんぬんはどうでもいいのですが、この作品を読んだ後に無性に映画を見たくなり、
また過去の加賀恭一郎シリーズを再読したくなったほど、
個人的にはかなりはまりました。
八島冬樹の彼女がこれから再出発する時に「世の中甘く見てますよね」の一言に対して
加賀が返した一言に「はっ」とさせられた読者も多かったのではないでしょうか。
人情の加賀ですが、いつもに増して心に残る言葉が多い作品だと思います。