天才の証明―谷岡ヤスジ傑作選
1970年代、80年代の谷岡ヤスジの過激性が、時代やほかのギャグ漫画家に
多大な影響を与えたことは論を俟たないだろう。
この傑作選のすぐれているところは、それらの漫画家が
谷岡に対してのオマージュを送っているところである。
文章を寄せているのは、
いがらしみきお
山上たつひこ
呉知英(評論家)
南伸坊
奥田民生(ミュージシャン)
トリビュート漫画を寄せているのは
夏目房之介
いしいひさいち
江口寿史
とり・みき
相原コージ
泉昌之
しりあがり寿
東陽片岡
とがしやすたか
芳井一味
中崎タツヤ
和田ラジヲ
『がきデカ』で、超多忙を極めていた山上たつひこさんは、当時を回想してこう書く。
「谷岡ギャグは、疲労で硬直した僕のギャグ感覚をほぐし、癒してくれた。
それはおそらく、彼と僕が共通して持っていて、そのときの僕が見失いがちだったものを
教えてくれたということだと思っている」
そう、漫画はどう描いてもいいんだ。
アギャキャーマン傑作選
本作品は、昭和48年〈1973姉〉から昭和63年〈1988年)まで連載された。
その中からの傑作選である。
欲望の赴くまま、感情の赴くままに出される谷岡ヤスジの脳の中身。
とはいえ、それは手なりで描かれているのではない。
脳の中身の出し方には、谷岡流の流儀があるのである。
生の刺身で味わう、谷岡ヤスジの脳。
谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座 [DVD]
実にくだらなくてバカバカしい、文字通りのナンセンス映画。
余りに「しょーもない」事が、むしょうにオカシイ。
関西人のオッサンが観れば、今となっては伝説的なナンセンス・ギャグの時代(笑福亭仁鶴が登場しただけで反射的に客が笑い、月亭可朝が「ほんまに、ほんまですわぁ」だけで10分間笑わせた、あの時代)が偲ばれる1作。
BOXの仕様も良い意味で本当にバカバカしい。
コミック1970 (トクマコミックス)
石ノ森章太郎の作品が2002年発行のトラウマコミックスから、一作追加された本です。 アトムの最後は舞台は2055年ですが、夢のあった2003年から変わって放射能と公害で人間の数が減っている世界が舞台という今の時代にひびきます。
やっぱり宴会!コミックソング
巷でよく耳にする音楽ですが、憶える気が無いので歌えませんでした。このCDは歌詞カードがあるので、その気になれば歌えるようになるでしょう。でも、やはり,素面(しらふ)では恥ずかしいですね。ライブ録音もあって、音質にはばらつきがありますが、冗談、悪戯、駄洒落好きな方は楽しめると思います。星4つは、面白くない歌もあるからです。好みもあると思いますが「わたし歌手になりましたよ」「ヤスジのオラオラ節」「山城新伍のあ〜ボチャンとね!!」は個人的に面白くありません。