Original Album Classics
デビューから3年間の5作。すべて名盤。しかもボートラ付き。1枚目は、まだGrace Slickもいなくて、Takes offというよりは若干フライト・シミュレーション?みたいだけど、2・3作目は当時の飛ぶ鳥を落とす勢い(エアプレインだけに)そのままの傑作。それに何と言っても5作目。ロックの聖地、Fillmore Westの金看板だった彼らのご当地ライブ。悪かろうはずがない。何種類か出てるJAのライブ中でも最高傑作というだけでなく、数多あるロックのライブアルバム中でもThe Best!!!この次のVolunteersも超が付く名盤ですのでお忘れなく。
Original Album Classics
デビューから3年間の5作。すべて名盤。しかもボートラ付き。1枚目は、まだGrace Slickもいなくて、Takes offというよりは若干フライト・シミュレーション?みたいだけど、2・3作目は当時の飛ぶ鳥を落とす勢い(エアプレインだけに)そのままの傑作。それに何と言っても5作目。ロックの聖地、Fillmore Westの金看板だった彼らのご当地ライブ。悪かろうはずがない。何種類か出てるJAのライブ中でも最高傑作というだけでなく、数多あるロックのライブアルバム中でもThe Best!!!この次のVolunteersも超が付く名盤ですのでお忘れなく。
フライ~ジェファーソン・エアプレイン・ストーリー [DVD]
「サイケデリック」「フラワームーブメント」「ベトナム戦争」・・・60年代アメリカを語る上で、このバンドの存在は、絶対に切り離せない存在であることは間違いありません。
今までは、ウッドストック、モンタレー、そしてローリング・ストーンズの映画「Gimme shelter」の一部(バンド名が違いますが)で少しだけ映像を観ることは出来たのですが、これだけ集まった映像集は、恐らく最初にして最後と言っても過言ではないでしょう。
ゴダールが撮影したニューヨークのホテルの屋上でのライブは、有名なビートルズの屋上ライブを思い起こさせてくれますが、興味深いのは、こちらの方が、先に録られているということです。
バンドの紅一点、グレース・スリックの裸足でステップを踏む姿は、アイドル歌手のようで、とても可愛いです。
個人情報を載せられないので詳しく書けませんが、「Jefferson Airplane を研究」し続けているサイトがあるので、御自分で検索してみてください。内容の充実ぶりに、とても感動すると思います。
昔を懐かしく思うお父さん世代、今売れているミュージシャンが影響受けたということで初めて知ったと言う若い世代が、結成40年目にして再び日本の上空を飛ぼうとしている、このバンドの雄姿(ゆうし)に気がついてくれることを切に願います。
Fly Jefferson Airplane [DVD] [Import]
結成から39年経ち、遂にジェファスン・エアプレインの体系的なヒストリーDVDが登場!
はっきり言って日本での音楽誌等での評価はあまり高いとは言えないが、彼らは間違いなく60年代アメリカを代表するバンドと言って差し支えないだろう。
内容は最盛期のメンバーやマネージャーの現在のインタビューと66年から70年までの13曲のプロモクリップを挟み込んだ構成になっているが、画像・音質とも丁寧にリマスターされているので良好である。何よりもグレイトフルデッドと並ぶドラッグカルチャーを代表するバンドにも拘らず、メンバー全員が元気に存命中というのが驚きである。ポール・カントナーはじめ「老いてまだまだ盛ん」といったところが嬉しい。
圧巻なのが68年冬にゴダールによって撮影されたNYのビルの屋上でのルーフトップコンサート(もちろん警察沙汰に)。翌年のビートルズの“例”のコンサートはこのアイデアをパクったのではないかと思ってしまった。
メンバーのインタビューからは当時の時代状況はもちろんのこと、彼らの音楽がフォーク・ブルース・ジャズ等の多彩なバックグラウンドから生まれ独特のサウンドができたのだと分かり改めて感心してしまった。
本編はインタビューとプロモが一緒になっているが、プロモだけの再生も可能。またボーナスとして追加のインタビューが収録されている。残念なのが英語の字幕は無く、スペイン語と仏語のみ。だけど多少の英語の読解力があり、彼らのファンであれば問題は無いと思う。
最後に私自身はこの時代にはまだ生まれておらず、60年代を必要以上に美化してしまうきらいがあるけれど、アメリカの情勢がますます保守化している今だからこそ、この時代を改めて評価する時だと思う。
Surrealistic Pillow
女性ロックボーカリスト時代の黎明を告げる記念すべきロックチューンSomebody to Loveと、ドラッグ体験に不思議の国のアリスを絡めた歌詞で知られるWhite Rabbitの収録作として一般的には語られる事が多いようだが、意外にも彼女のリードはこの2曲だけで他はコーラス、しかも全て低音担当なのが特徴である。男性陣とスリックのボーカルが絡む曲が7曲(tr.1-4,6-8)、これらの歌声の混じり具合が実は肝で、聴き込んでいくとわかるこのアルバム最大の魅力かと思う。
ボ・ディドリー調のリズムに乗りながらスリックがオブリガート的な伴唱を決めるShe Has Funny Carsや、ビーチボーイズの完璧な調和とは異次元にあるフリーキーな掛け合いが絶妙のMy Best Friendが典型。繊細な男性リードボーカルの下側から低く温もりのある「女性」が包み込むTodayのような曲があるかと思えば、背後から凄みの効いた「おんなの声」がうねうねと絡みゾクゾクさせられるD.C.B.A.-25のような曲もあって、男女混声ロックボーカルの醍醐味が十二分に楽しめる。60年代Summer of Loveの香りも高いこのアルバム、一押しです。