忍者武芸帖 百地三太夫 [DVD]
真田さんの主演デビュー作ですが、その肉体といい、戦う男のフェイス、アクションのキレ、美しさ、ダイナミックさ、演技も実に堂々とされていて、(これがホントにデビューかい!)と目を疑うクオリティの作品です。JACにて、千葉さんに相当鍛えこまれたのでしょう。それに耐え、スクリーンの中で爆発させている真田さんは、やはり不世出のスターでした!
千葉流 サムライへの道
千葉真一ことJJサニー千葉こと和千永 倫道(名前多い!)2冊目の自伝的書籍。
前作「千葉真一 改め 和千永倫道」の内容の薄さを補完すべく多少細かく書かれててファンなら嬉しい。
いい話がたくさん載ってる中印象的だったのが川谷拓三がプロボクサーに殴られて目玉が飛び出したことを参考に「直撃!地獄拳」で室田日出男の目を飛び出させる演出にした話・・・ほんまかいな!?
もうひとつは隻眼の柳生十兵衛役をやり続けた結果、片目だけ酷使しすぎて人工レンズを入れることになったエピソード・・・これ初めて知ったけどすごい!
あと、タイトルどおり文中でも武士道を説きまくってるのですがこの本を読んで新渡戸稲造の本に興味を持って読んでくれたら嬉しい・・・みたいなことを書いてた。千葉ちゃんにそこまで言われたら読むしかない!
これからもぜひ年に1冊くらいは千葉本を刊行してほしいです。
いつかギラギラする日 [VHS]
荻野目慶子さんの私小説 女優の夜 をよんで撮影の経緯などが書いてありどうしても見たくなってさがしました~~全裸のヌードとかもびっくりしましたが悪役なのに憎めないかわいらしさに女優としての魅力を感じました。つらい過去を乗り越えてますます輝いてほしいなー 後ショーケンはやっぱりいいですね。ストーリーも良いし最後のショーケンと多岐川由美のワンシーン1-2秒程度がすごくほっとに心に残りました。どんなシーンかは へへ・・教えません。見てみてください。
千葉真一 改め 和千永倫道
「過去の栄光を捨てることで、新しい未来に羽ばたきたい」
上記の理由から長年慣れ親しんできた芸名“千葉真一”を封印し、今後は俳優業をJJサニー千葉として、また映画監督業とプロデューサー業は和千永倫道として活動していく事を決意した千葉真一!
事の発端は、昨年NHK大河ドラマ『風林火山』で幼少から晴信(信玄)を支える武田家重臣の板垣信方役を演じ、劇中壮絶な討ち死にを遂げた。千葉氏にとっては身も心も役柄になりきり、演じきれた満足感とは別に合戦シーンで酸素ボンベを背負っての立ち回りにスタントマンなしでアクションを演じ続けてきたことを誇りにしていた千葉氏にとっても年齢による体力の限界を感じずにはいられなかったようだ。
私自身、大河ドラマを未見であるが、千葉氏にとって俳優“千葉真一”の最期を飾るに相応しいと思われた役であった事からこの度、俳優“千葉真一”引退(封印)し、今後タイトルにある“和千永倫道”(主に演出家)を名乗り、後継者を育てる決意に到った次第である。
本書は俳優生活50年を振り返るエッセイ的自叙伝であり、デビュー前の挿話や元妻で女優の野際陽子氏との出会いや結婚生活、故・深作欣二氏やタランティーノ氏など華やかな交遊録が描かれている。
ただ読後感として思ったより内容が薄く、萩原健一氏の『ショーケン』〈講談社刊〉のようなボリューム感を期待していただけに些か残念である。
もっと、『キイハンター』や『直撃!地獄拳』『激突!殺人拳』に代表する功夫映画の撮影や共演者との挿話、『柳生一族の陰謀』『魔界転生』などで当たり役となった・柳生十兵衛、鬼才・タランティーノ監督お気に入りの『服部半蔵 影の軍団』、また日本初のアクション監督を務めた『戦国自衛隊』の撮影秘話(期待していたが3頁にも満たない内容であったので)など先の『ショーケン』を参考にもっと濃い内容に改訂してもらいたい。
激突!殺人拳 [DVD]
燃えよ!ドラゴンショックから、ありとあらゆる空手映画を貪り観た当時を思い出します。これぞまさしくB級!(笑)当時のファンには大変楽しめると思いますが、最近の洗練されたアクション映画ファンには要注意です。バカ映画免疫のある方のみにお薦めします。千葉真一のアクションはそれなりに見応えあり。脚本等はグダグダですから(笑)覚悟してご覧下さい。