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サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION Vol.1
この作品を知り、みたいと思った頃はモノクロ作品の再放送が
行われなくなりつつあった時期のため、数話しか見れてなかった
んですよね。
子供なりに頻繁に新聞の番組欄をチェックしてたんですが、
とうとうモノクロの再放送が全滅。
この心残りがあったため、この機会に購入しました。
今の作品に比べれば作画は言うに及ばず、ストーリーに突っ込み
どころが満載だったりしますが懐かしさもあって視聴を楽しんでます。
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高橋洋子 ベスト10
高橋洋子さんのベストアルバムを持っていなくて
探していたところこのアルバムをみつけたので購入しました。
10曲入りで1000円とお買い得で、『あの頃に待ち合わせよう』、
『Living with joy』がよかったです。このアルバムは初期の頃の
曲しか入っていなかったので、個人的には『心の翼』や『夜明け
生まれ来る少女』、『蒼き炎(フランム)』とかの2000年以降に発売
された曲も入れて欲しかったです。高橋さんの代表曲でもある
エヴァンゲリオンの主題歌『残酷な天使のテーゼ』『魂のルフラン』
も収録されていますが、どちらともリミックスヴァージョンで
収録されているので原曲(オリジナル)を聴きたい方は
エヴァンゲリオンのアルバム『NEON GENESIS EVANGELION
DECADE』をオススメします。後に『エッセンシャル・ベスト』
が発売されているのでそちらにはアルバム未収録の『思い出より遠く』
は収録されているし、15曲入っていて、個人的にはそのアルバムが
いいと思います。
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別れてのちの恋歌 (新潮文庫)
とあるワケありの女性と、
彼女と同時に不運に巻き込まれた男性との悲運の作品です。
そう、それは「のちの再会」を約束する作品だから…
この作品で特筆すべきは
祭りの描写の素晴らしさ、でしょう。
とにかくリアルに描かれているのです。
私はそのお祭りに関しては知らないのですが
まるで目の前にその光景が繰り広げられるようです。
そして物語の所々に出てくる
男と女の過去…
男は所払いになり、漁師になり…
女は遠く離れた東京で服飾の仕事に…
そして女には…
特にこの作品が美しいのは
ラストの願いが「成就」するところ。
その描写は長い間の悲劇すら
忘れさせてくれるほど素晴らしいものです…
恋愛小説だと
生々しいものが多いですが
この作品はまさに「美しい」に尽きるのです。
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「悪女(わる)」オリジナル・サウンドトラック
ピアノやギターの美しい旋律とポップさ!
何かこう「じわじわ、さわさわ、そわそわ、ざわざわ」っと静かに力や想いが
湧き上がる曲がめじろ押しのサントラアルバム。
なんといっても「うる星やつら」の天才、小林泉美と
「エヴァンゲリオン主題歌」の高橋洋子につきる。
(決してアニメチックではなく、大人っぽい)
ピカソ、並河祥太、ラビット、デイト・オブ・バース
1.ささやく声(小林泉美)
凛とした美しいピアノ曲。それでいて途中ではいるスキャットが物憂げで
3.KISS(小林泉美)
コンガのパーカッションは女性が健気に行動する様が思い浮かび元気が出ます
4.Pillow March(嘉多山信)
木漏れ日のようなマーチ。回想や青春期を思い起こす
6.Work&Walk(小林泉美)
ジャズっぽいヒップホップ。密かに闘志が湧いて来るようなドラムンベース。
ニューヨークを闊歩。ラップのような男性と女性の歌も入る、
多様な要素が入り混じり突き進む感じ。
1分18秒からが好き。ギターやピアノも入る。SFにも使えるぞ。
8.みててね(小林泉美)
モヤモヤ、グニャグニャした思考に陥って、床から体が浮いちゃってる。
または高熱あるのに彼氏の家に会いに行こうとする女性のような。
10.もう一度逢いたくて(並河祥太)
高橋洋子さんの歌が秀逸。せつない会いたいソング。名曲!
11.ウルトラ7th(嘉多山信)
なんという疾走感。アコギとエレキの追いかけっこ、粋だねぇ。
12.見えない声
1.「ささやく声」のアレンジ。ピカソの男性ボーカルが参加してて良いです。
石田ひかり主演のテレビドラマ「悪女わる」のサントラ
ネット検索すると結構このサウンドトラック達は人々の印象に
残ってるようだが、今は気軽にテレビで使えないのかな?
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風の盆恋歌 (新潮文庫)
42歳の今だからこの本の中に出てくる、すべての感情を理解できるのだと思います。風の盆をしらない私にとって、全体を流れる祭りの様子、それに伴う、主人公二人の心の動き、すべてが、しっとりと、せつなく、それでいて、うらやましく、今まさに、身体ごと八尾の町に行って、現実のものとして、感じたい・・・とそう思わせてくれる本でした。偶然に友人から貰った本でしたが、いい本に出合えたと、心からそう思います。「高橋治」文学を今まで知らなかった・・・というより、この年齢になって、知ったということにとても、意味があるのかもしれません。