45歳、もう生んでもいいかしら?―わがままノロマ マル高オロオロ出産記
『ナチュラルな妊娠』がとても良い内容だったので、
著者の他のお産関連書籍を読んでみようと思ったのですが・・・
特に高齢出産や自然なお産などに関して
参考になるような内容も少なく残念でした。
(さらに、エッセイといえども少し表現が雑というか、
個性的過ぎる印象さえ受けてしまいました。)
著者のファンやエッセイが好きな方は、
読んで楽しめるかもしれませんが、
それ以外の方には少し注意が必要です。
ナチュラルな妊娠~ 赤ちゃんを上手に待つ10のヒント (ヴィレッジブックス新書)
赤ちゃん待ちをして1年ほど。なかなか出来ないことにストレスを感じ、そんな自分の気持ちを軽くしてくれる助言本がないなか・・・と探して見付けたのがこの本でした。
同じ著者の「45歳、もう産んでもいいかしら?」も一緒に購入。ボリューム的に「ナチュラル・・」の方が読みやすいと思い、先に読みましたが1時間ほどで読めました。知ってる内容は5割ほどありましたが、復習感覚で読みました。
読んでて面白かったのは「出来ない出来ない」と落ち込む人の性格分析。自分に当てはまっていたのにビックリ。
後半は「受け身になりましょう」という内容の文面が多く、理解できるのですが、ちょっとしつこいくらいそこを押すので読むのが疲れてしまいました。
著者の主観がきついと感じてしまったので☆3つです。
今「45歳・・・」の方を読んでいますが、さすがのボリューム。読み応えがあります。
星降る草原 (ハヤカワ文庫JA)
この本を読むからには、まず「栗本薫氏のグインサーガではないことを認める」
ことを念頭において、偏見を排除して読むことにしました。
その結果は、「素晴らしい!」の一言でした。
おそらく、久美 沙織氏オリジナル設定なのでしょうが
「スカール出生前の知られざる人間ドラマ」
「スカールの母親の秘密」
「スカール青臭い時代の物語」
などが、次々に登場し、物語に引き込まれていきます。
そして、ラストに「スカールという名将が誕生した瞬間」が
熱い展開とともに見事に書き出されています。
私は、この作品を読んで、栗本薫氏以外の
グインサーガも認めてはよいのではないかと思いました。
あらたなグインサーガ作者の誕生を記念する一冊です。