ウルトラゾーン 密閉ダイナミック型ヘッドフォン ULTRASONE EDITION 8エディション8 ゾネ ゾネホン EDITION8
現在エージング300時間。音の傾向は100時間ほど前とでは大きな変化はなく、
200時間程度で概ね終了として良さそうだ。
100時間あたりで良く音が出るようになったのと引き替えに、それぞれの出音
が良すぎてややまとまりを欠く場面もあったが、それも落ち着いた。
初期ではサ行やブレスに明白な尖りがあったが、現在ではほとんど解消してい
る。残念ながら皆無とは言えないが、冴え渡る高音の気持ち良さで帳消し。
こんな高級機なんだからほんの僅かな尖りも許容できないって人は要試聴。
キャラクターは誤解を恐れずに言えば「ドンシャリ」
勿論、普通そう揶揄されるそれとは一線を画す。
高音はAT各機に代表されるキラキラシャラシャラではなく、鳥肌立つほど鋭い
音が付帯音無くキンと澄み渡る。
それにもまして低音は圧巻。ライブで運良く(運悪く?)スピーカーの真ん前
に座ったときの圧力に近いものすら感じる。
けれど決して低音の揺らぎに他が引っ張られて揺れたりしないし、ダラダラと
ボワついたりしない。
反面中音域は相対的に引っ込んでいると感じるケースもある。どの帯域も出音
は「がっつり」出ているのであくまで「相対的」だが。
解像度は恐ろしく高く、コレを聞いたあとではK701すら随分ネムく聞こえる。
結果、聞こえてくるのは極上の音の奔流。
ルテニウムの鏡面仕上げは落ち着いた光沢で、想像以上に所有欲を満たしてく
れる。
側圧はやや強めだが、耳たぶに当たらないようにすっぽり被せれば気にならな
いレベル。またそういう風に装着できないと結構音漏れするので注意が必要。
密閉式としてはやや音漏れはしやすい傾向だろう。
音量の変化に対して音質が変化するのは少し気になるところ。
小音量でコントラストが下がる傾向はやや大きいか。
些少の欠点もあるが「最高」の評価は揺るがない。
打ち込み系の音楽との相性は特に素晴らしい。
このド派手なキャラクターを愛することが出来るのならHD800などよりも良い
パートナーとなりうるだろう。(HD800は欲しいと思わなかったが、コレは一耳
惚れしたw)
ヘッドホンスパイラルにはまって何本も似たようなキャラクターのものを掴む
くらいならコレ一本で……行ければ良かったな(苦笑)
Emily The Strange
MADな雰囲気。
クールなデザイン。
それが好きなら迷わず買うべきです。
この本は英語ですが絵本なのでも文字数が少ないため
英和辞書やオンラインの翻訳ツール(Excite等の)を使えば誰でも
読めると思います。
なにはともあれ洋書だからと敬遠するにはもったいない作品かと感じます。
Emily's Black Mail Fold and Mail Stationery: Emily the Strange
届いた瞬間思いました(笑)
すっごくかわいいです。
レターパッドで糊付けすると封筒みたくなってそのまま送れるというなかなか便利な(笑)でもやっぱエミリー…かわいいし不思議な怪しい雰囲気ではまりました。使うのなくもったないけど年賀状?代わりに手紙書いてみます
WILD LIFE [DVD]
センターステージには、バンドと弦の皆さんのみ。
派手な仕掛けやスクリーンはなく、とてもシンプルな印象。
「純粋に音楽を届けよう」という意志が伝わってくるようで、
最後までじっくり見入ってしまいました。
宇多田さんのVocalも、1曲1曲丁寧に、大切に歌っているのが伝わってきます。
(個人的には「PASSION」がベスト!)
とても誠実な、心のこもったLive DVDだと思います。
点―ten―
宇多田ヒカルの素直な気持ち、体験、心の動きを、この本から読み取ることができる魅力的な1冊。
ヒカルの文章「はじめに」を読むと、一夜にしてトップスターになった「宇多田ヒカル」の心境、特異な家庭環境と、自由奔放な両親、その中で、少女の孤独と自己発見、ヒカルは会話をしているようだけど、自分自身で問答を繰り返しているようでもある。
26才にして「語録」が出版されるほど、10年前の1stアルバム「First Love」(’99年3月10発売)は、2009年1月現在991万枚の出荷、音楽業界の歴史を変えるほど、衝撃的だった。
「ヒカルが、日本語を洋楽にしてしまった功績は大きい」と思う。
ヒカルの「健康って本当に大事」(p28)には、説得力がある。
「はじめに」の紙面から、ヒカルの素直な気持ちが伝わってくる。
歌うヒカル、本棚の前のヒカル、カメラの前のヒカル。
本の黄色い表紙は、「私は、ここよ」と言っているかのようでもある。
映画「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)を、僕は思い出した。
大胆な選択の「色」のようにも思う。
今、アメリカで活動しているヒカルの留守を、この本が見守っているのかも知れない。
ヒカルの好奇心と生きる意欲、「やりたいことが、いっぱいある」って、その言葉のエネルギーは、とても刺激的だ。
p33「それに、勉強したいことがたくさんある。時間が足りないくらいだ。」は、ヒカルからの贈り物だ。
イギリスの歴史家で『ローマ帝国衰亡史』の著者エドワード・ギボン(1737〜1794)の「孤独は天才の学校である」という言葉を、宇多田光から僕は思い出している。
宇多田ヒカルの『点』で、ヒカルの考え方と感性に触れてみませんか。