グリーグピアノ名曲集 (1) 全音ピアノライブラリー
抒情小曲集では、「春に寄す」「トロールハウゲンの婚礼の日」が名作と名高いですが、他にも素晴らしい曲は沢山あります。
初級者でも弾けそうなのはありますが、大体は中級者向きでしょう。
標準版グリーグ 抒情小曲集 1
こちらには、
Op.12
Op.38
Op.43
Op.47
Op.54
が収められてます。
Op.12のアルバムの綴りはAllegrettoのテンポで物悲しく進んでいき、とても気持ちいです。
Op.38のメロディーも素敵です。
春に寄すはグリーグの名曲の一つで、本当にノルウェーの春を感じずにはいられない。冒頭の和音の連打から本当にキラキラしてて綺麗です。
それと、グリーグのワルツは悲しい…
勝手なイメージだけど、決して華やかな舞台のワルツではなく、数人しかいないワルツでもなく、どちらかというと「孤独なワルツ」
Op.38-7のワルツは特に。
そういうとこが良いんですけどね。
Op.47のアルバムの綴りは本当に良い曲!!グリーグの抒情小曲集からの抜粋のCDで必ず入ってるくらいの人気曲です。
グリーグの羊、ドビュッシーの羊、メンデルスゾーンの羊、3曲弾かれたらチョット困惑しますね。ワラ
グリーグ没後100年特別企画 抒情小曲集[全曲]
ポーランド生まれのピアニスト、エヴァ・ポブウォッカのCDでは、『ショパン:ノクターン(全曲)』が忘れがたい深い味わいを持つものでしたが、グリーグ(1843-1907)の没後100年を記念して2007年に発売されたこの3枚組CDも、聴きごたえのあるものでしたね。
透明感のあるピアノの音色がまず、素敵です。作曲家グリーグの人生、その折々の心象風景を描いたスケッチ音楽集ともいうべき小品の数々。寄り添うように奏でてゆくピアノの音の、宝石の輝きにも似て美しかったこと。
簡素なたたずまいの曲を、慈しむように、心をこめて歌い上げていく演奏の風情、清やかな演奏の風合いもいいですねぇ。生命感にあふれたリズミカルな曲は、ひときわ生き生きと弾み、静けさをたたえた曲は、心にしんとしみる味わいがあって・・・。魅了されました。
20代前半に作曲された「第1集」から、58歳の頃に出版された「第10集」まで、作曲家の生涯にわたって書き紡がれた『抒情小曲集』。全部で66のピアノ曲のなかでは、格別、次の10曲が印象的だったな。キラリと光る輝きを感じまして、心にそっと、しまっておきたくなりました。
『第2集』〜「子守歌」。『第3集』〜「故郷にて」「春に寄す」。『第4集』〜「ハリング(ノルウェー舞曲)」。『第5集』〜「小人の行進」「夜想曲」「鐘の音」。『第6集』〜「郷愁」。『第7集』〜「家路」。『第10集』〜「昔々」。
録音は、2004年の3月から2005年の6月にかけて。ポーランドのビドゴシュチ(ワルシャワの北西、約200kmに位置する都市)、Filharmonia Pomorska Concert Hall にて。
グリーグ:抒情小曲集
この特異なピアニストは、作曲家/音楽家の孤独というものに共感・共鳴・沈入できる/分け入ることのできる独特の感性を持っている。そのおかげでショパンの演奏などは、とてもシリアスな--聞き手が思わず背筋を正す--ものになっている。
グリーグはみんな(私も!)あのピアノ協奏曲しか知らない、孤独な作曲家だ。このアルバムの曲集と演奏の音には、この作曲家の「北欧の冷たい大気の中の孤独」といったものを感じる。
メジューエワのピアノの高音は、インターネット上で「チェレスタの音、高級なグラスに氷が当たる音、…」と評した方がおられるが、硬質で澄み切っていて透明できれいに、キーーン、カーーン、コーーンとまっすぐ伸びる。
まさに、「北欧の冷たい大気の中の孤独」を、自己の孤独としてもコーーーンと響かせることのできる、ピアノの音なのである。良い意味で、とてもきびしい精神の持ち主であると感ずる。
グリーグ:作品集
2枚組みのCDです。
企画モノは複数になる場合が多いですけど、好みで言うと一枚ものの方がいいかな、と感じています。
曲目を見て、お得感があったものですから購入しました。
1枚目のペールギュントと2枚目のピアノ協奏曲。
この2曲は最も有名でしょう。
入門編、ということになりましょうか。グリーグ初心者向きと言えます。