安楽椅子探偵 ON AIR [DVD]
綾辻行人、有栖川有栖原案の犯人当てミステリードラマの第6弾。今回は徹底的にテレビという媒体を使って、視聴者を翻弄した作品。一度観て違和感を感じたという人でも、全ての謎を解き明かすのは難しいと思う。
これ位レベルの高い犯人当てなら、2時間サスペンスの原案書いてくれないかな。でも、この作品は映像ならではのトリックというか伏線があるので、そこから真相を紐解いていけるかも。ただし、このシリーズ、少なくとも二度観る価値があると言わせてもらう。
一度目は普通に観る。二度目は伏線、手がかりを探しながら観ていく。そうやって観ることでミステリーの面白さがわかる。ということで、是非このDVDでミステリーの本当の面白さを堪能して頂きたい。
TRICK×LOGIC Season1
サウンドノベルや推理アドベンチャーが好きだったのですが、
最近は選択肢を潰していくことに物足りなさを感じていました。
特に真かま○たち。。。
でもこのゲームは同じ会社なのに全然面白いです。
考えて「はっ!」とひらめいた時の楽しさが気持ちがいいと思います。
難しさも程良いし私は好きです。もっと売れていいんじゃないかな?
他の方が書かれているように動機の面のフォローが無いので、演歌気質根深い人種には
そのあたり物足りないかもしれませんね。
二時間ドラマ的な湿っぽいのは無いですw
惜しいのは声優陣。なんで俳優さんを使いたがるんでしょうね。
無名でもいいから声優専門の人のほうが良いのに。
閣下は可愛かったけど。
YAKATA
推理小説界の大御所・綾辻行人氏によるプロット!
舞台は十角館をはじめとするあの「館シリーズ」の館の数々!
そして主人公の名前は、、古我ユキヤ。
こう聞いただけで思わずこのゲーム、欲しくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
しかしながらこのゲーム、推理作家のシナリオなのになぜかRPGなのでした。
曰くありげな手紙によって、絶海の孤島・角島へと招かれた主人公・ユキヤ。
しかし孤島へ向かう船は難破し、目が覚めたとき彼は過去の記憶を一切、失っていた。
現れた4名の招待客に、美しき招待主が語る信じがたい話。そしてその夜、惨劇が起こる…。
基本的な流れは、主人公達が天才建築家・中村青司の館を訪れ、敵と戦いつつ奇妙な事件と館の謎を解いていくというもの。
剣と魔法の世界にミステリというなんとも奇妙な取り合わせです。
正統派の本格ミステリを期待してプレイを始めると、まずここであっけにとられてしまうかも知れません。
(私は初プレイ時、思わずがく〜っとなりました)
異様に初期難易度が高いこともあり、初めはかなりとっつきにくく思えます。
攻略本なしでのクリアは大変。私はクリアまで70時間以上かかりました。
しかし、シビアなバランスを楽しみたい方にはまさにオススメ!
不穏な雰囲気の漂う館を探検する緊張感。ひたひたと忍び寄る恐怖感。そして謎。
館シリーズを未読の方も楽しめる内容だと思います。
さらにミステリや館シリーズ好きの方にとっては、思わず嬉しくなるようなお遊びも有り。
思わぬ所であのキャラが登場!仲間にも隠された秘密が…?しかも綾辻氏の歌声も聴けたり・笑
もちろんどんでん返しも用意してあります。
音楽もなかなか秀逸なものもあり、自分は時計館の音楽が好きです。
と、私的にはわりと好きなゲームなのですが、やはりマニアックかつ雰囲気も独特の暗さがあるため、好き嫌いは分かれると思います。
他、戦闘では酔いやすい、ダンジョンではマップがあまりに使えないためイライラする上、同じことの繰り返しでだれてしまう等欠点もあります
十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
まず見ての通り装丁画が変わりました。
また、文字が大きくなり、読みやすくなりました。
さらにオリジナルと読み比べても特にズレを感じない程度ですが、改
稿しています。
著者のあとがきも新しいものです。
巻末に鮎川哲也の解説はそのまま残し、新たに戸川安宣(元東京創
元社の総帥らしい)のマニアックな解説が追加されています。
「新装改訂版」を出すことそれ自体がそうなのですが、このようなマ
ニアックなボリュームアップを遂げると、もはや「十角館」も”古典”
の雰囲気がプンプンで、それがかえって未読の新しい読者たちを遠ざ
ける原因にならなくもないんじゃないかと思ったり、思わなかったり。
ともあれこれで価格は110円アップです。オリジナルを既読の人の中
でも綾辻の熱烈ファンやミステリマニアなら買いかも知れません。
ただ僕がこの改訂版で一番素晴らしいと思ったのは、物語の真相とな
る衝撃の一行がちょうどページを捲った瞬間に目に飛び込んでくるよ
う編纂されている点です。それだけでも講談社はいい仕事をしたなぁ
と思いました。
ということで、作品自体の出来はもちろん保証されていますし、すべ
ての人におすすめの★五つです。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)
私も館シリーズのファンで、久しぶりに出た新作なので期待して読みました。
感想は、面白いけど物足りないという感じかなぁ・・。
でもそうか・・、シリーズはあと一作で終わりなのですね、忘れてたけど。
そう思うと、終わってほしくないですよね。
読者が忘れたころにポツンポツンとでもいいから新作を刊行してほしいです。
綾辻先生、よろしくお願いします!!