憂歌団のバンドスコアなので、別にどうということはないのですが、僕個人としては、楽譜の後に歌詞にコードを付けただけのページがあるともっといいのに・・・って感じです。
98年の休業冬眠宣言(解散)から丸10年、ひょっとしたらと考えるのは私だけだろうか?
01. エーメン
02. Midnight Drinker
03. ドロボー
04. Kind Hearted Woman
05. シカゴ・バウンド
06. おそうじオバチャン
07. 夢の印度
08. Good time's rollin', bad time's rollin'
09. 胸が痛い
10. スティーリン[stealin']
11. パチンコ組曲
12. スティ・ウィズ・ユー・フォーエバー[君といつまでも]
13. 憂歌団のテーマ[嵐を呼ぶ男]
14. キスに願いを
名手、内田氏の薬瓶?スライド最高!。木村氏は弦を4本も切っちゃってます。 日本では稀少なブルースバンドだっただけに惜しまれます。
20の頃、地元に有山じゅんじさんと内田勘太郎さんがやってきて、はじめて関西ブルーズの洗礼を浴びました。レコードではサウスや憂歌団を聞いてはましたが、ライブで完全にやられました。それから上京、地方勤務と社会人になってからも憂歌団とRCはツアーの度に足を運んだものです。ヨメさんともいきました。 本書の木村さんの魅力は…なんやろ、レコードでもCDでもビデオでもイマイチ伝わりにくいかもしれません、しかしライブに来れば一発でやられます。しかし本はどうかな?正直無理なんと違う?と思いながらも付録のDVD欲しさも手伝って購入。 これが驚くほど面白い。いや、文章が上手とか面白いというわけじゃなく、木村さんと自分との間になんか音楽とは違った物質でつながるようなヘンな感覚があるのです。勝手に木村さんのことがわかるというか、当時の自分にはピンとこなかったことがようやくわかってきたというか、わからんでも良かったということがわかったというか。なんかもうごちゃごちゃしてるけど、やっぱ読んで良かった本です。
伝説のブルース・バンドの決定版だ。あまりにコテコテなんで好き嫌いは分かれると思うがブルースはロックの原点でもあり不幸そうな歌詞も憂歌団が演奏する事によって、また聴こえ方や感じ方が違ってくる。
音源だけだと、このギターどんなふうに弾いてんのかなぁとか思ってたフレーズも今回はDVD付きなので、なるほど、そうだったのかと納得したり。歌好きな人も勘太郎さんのギター演奏もミュージシャンが憧れるバンドでもある。
今のJ-POPと呼ばれている音楽とは、まったく、かけ離れた世界観。それは人生をも変える魅力が潜んでいる。
Blu-spec、紙ジャケ、DVDと大盤振る舞いとは、こういうアルバムの事だ。ビールに、たこ焼きでも、つまんで素晴らしい演奏を楽しもうじゃないか。
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