2枚組で、この選曲で、カヴァレラ在籍時のライヴです。 凄まじいに決まっていますね。 初期のデス寄りのスラッシュから後期の トライバルヘヴィネス路線まで余すところ無く 名曲が押し寄せてきます。ベスト盤としても重宝できる逸品です。
ディーノ・カザレス、ロブ・フリン、ジョーイ・ジョーディソン、マシュー・K・ヒーフィーの4人によるチームキャプテンのもと、総勢55人のアーティストが書き下ろしの楽曲でパフォーマンスを残したコンピレーションCD『オール・スター・セッションズ』。ロードランナー25周年記念イベントはその企画自体が前代未聞だったが、それだけに終わらず、新旧ロードランナー所属のアーティストとゲスト(ニューヨークだからスコット・イアンは必然。)が激シブの選曲+『オール・スター・セッションズ』からの楽曲を入れ替わり立ち替わりプレイする、総勢39名による記念ライブまで行われた。権利問題で商品化はあり得ないと言われていた、その3年前の伝説的ライブがついにDVDで発売された。
正統派メタル、NYHC、真性デス、メタルコア…とジャンル分け不可能な選曲とアーティスト集団ゆえに購買層は限られるかもしれないが、売れないアーティストが再結成してブッキングしてるような懐古大会なんかとは格が違う、アングラで売れてなくても、一般層で売れちゃっててもリスペクトされる第一級のアーティストばかり。人によって思い入れの度合いが違うので一概には言えないが、バンドの音やアーティストの動向を知っていればいるほど、どの場面もかなり見応えがある。この曲をあの人が演奏する!!ってだけで大興奮。個人的にはジェイムズ・マーフィーが元気にソロを弾いている姿に涙。ちなみにDISC1はライブ当日を振り返るインタビュー。各々へのリスペクトの言葉とバックステージでの泥酔状態が語られる。記憶がないって人も多いが、ブライアン・フェアはパフォーマンス自体が明らかに酔っぱらってます。
ライブでもインタビューでもアーティストの笑顔が溢れている。マニアックではあるが、最近のバンドしか聴かない若い人たちにこそ見てほしい映像だ。今、流行りの音楽も、少し前まで世間でダサいと言われていた音楽へのリスペクトがつながり合って生まれてきた。『オール・スター・セッションズ』と併せて、昔の音源をさかのぼるきっかけにもしてほしいと思う。マニアの人たちにも、少し早いロードランナーからのクリスマス・プレゼントだな。
1996年発表の6作目にして、カリスマ・リーダー、マックス・カヴァレラ最後の作品は、彼らの集大成的な名盤。
それにしても、驚くべきほどに多様な音楽的要素をぶち込んだ作品である。初期のバンドフォーマットは、サバスやプリースト、ヴェノム、モーター・ヘッドあたりにあったらしいが、欧米のあらゆるメタルバンドが束になってもかなわない濃密かつ重厚、そして激しい、陰惨な呪わしい世界がここにはある。
ヘヴィ・メタルといういわばロックの一派生音楽としては、絶対に片付けられない作品であろう。とは言え、メタル・ムーブメントの世界的展開の究極を示す非常にシンボリックな作品である。
彼らこそ、かのブラック・サバスやヴェノムの真の後継者であろう。未聴のメタル・ファンこそ是非とも体験して欲しい。
主な内容は、
MR.BIG(4人)再結成について、
EXTREME(Nuno, Gary, Pat) 来日インタビュー です。
何と言っても、MR.BIGのインタビューなんですが、
Paul, Billyの話は、読み応えがあります!
特に、Paul, Billy, Pat, Richie Kotzenの4人で、
ライブでジャムったところから、再結成への流れは、読み進むにつれ、感動しちゃいます。
なんと頼もしい男たちか! (Richieも!)
特集は、「デスコア」(スペシャル耐久アルバム・カタログ 25枚のリスト付)
「スウェディッシュ・デス・メタル」です。
他には、SEPULTURA, HOOBASTANK, THE ANSWER etcがありますが、
個人的においしかったのは、
TESLA 新作「Forever More」についてインタビュー(ディスコグラフィー付)
Jimi Jamison 「Crossroads Moment」についてインタビュー です。
なお、Cross Reviewは、
IMPELLITTERI 「Wicked Maiden」 です。
オープニングが終了したら激速スラッシュナンバーが繰り出される。その後はグルーヴィなハードコアナンバーが続き、退屈になったところでスピーディーなスラッシュナンバーが出てくる。スラッシュメタルナンバーは少ないがグルーヴィなナンバーも中々呪術的で面白い。カウ゛ァレラ兄弟のいないセパルトゥラなんて・・と思わずに聴いてみてください。躍動に富んでいて上手い。いいアルバム、速いだけのスラッシュやブルデスやエクストリームメタルに少し飽きた人にオススメ。
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