今話題沸騰中のホラーアクションドラマ『スーパーナチュラル』のコレクターBOX1。1話〜3話未収録のこと。
主人公はウェンチェスター兄弟サムとディーン。過去に母親を悪魔に殺されて以来父親はゴーストハンターになりその教えを学んだ兄弟達。しかし弟のサムだけは強制されてきたこの生活に不満を持ち何かと父親に「普通の生活を送りたい」と反発しとうとう家を出ていってしまう。そして大学生になったある日サムの自宅に兄のディーンが押し掛ける。「親父がいなくなった」と。行方不明の父親を追う旅は始まる。
父親を追う中でサム達は様々な事件に遭遇していく。事件の対象は主に悪霊か魔獣。毎回対象と接触する前に聞き込み、資料集めなどをして弱点を探るわけだが肝心の戦闘になると若干都合がよ過ぎる感がある。頭を使うでもなくたまたまお助けアイテムが近くにあって助かったとかが多い気がしてならない。不意打ち攻撃で退治とかも結構あって如何なもんかと。もっと捻って退治して欲しいものだ。それでも冒頭で暗示された謎が少しずつ解けていく様は面白い。意外な事件の真実などで観る人を驚かせているんではないか。
このドラマが面白いのは悪霊との闘いもだが『家族』というテーマになっているからだと思う。ドラマを観てると判るが『家族愛』が表われているのは事件の被害者の家族そしてサムとディーン。毎回のように二人の口喧嘩は絶えないが父親のこと、サムの将来、ディーンがサムを思う気持ちがよく話の場面の中でよく表われている。ディーンは時には他人の兄弟に自分達を重ねたり弟を危険に晒してしまった時は酷く悩んだりする。勿論弟のことだけでなく父親や他人にも優しく接する。サムも負けじと兄への気遣いが半端ない。兄が熱くなった時はいつも止めるのはサム。これ程『家族愛』が溢れてるアクションドラマは他にないだろう。
吹き替えはゴミ。このドラマが汚れる。
自閉症の少年クリストファーは、近所のプードルが殺された事件の第一発見者になった。 犯人を探し始めた少年は、父親の部屋で自分宛ての手紙を多数見つける。 手紙を読んで、死んだはずの母親がロンドンにいることを知り、少年は一人で母の元へ旅立つ。 ハンディキャップを負った少年の目を通して家庭や社会が表現されて興味深くおもしろい。 推理小説としての展開は期待しないこと。謎は自動的に解けていくので、犯人探しより、展開を楽しむ小説である。ただ犯人の動機がよく分からないなど周りの大人の行動が不自然な気がするので星ひとつ減らした。 少年が本を書いているという設定のため英語は非常に分かりやすく初心者にもお勧めできる。 というのもクリストファー少年は冗談や比喩が分からないので、そういう表現が出てこないからだ。 理解できない表現の例として少年は、プードルの飼い主の主婦の発言をあげている。以下に拙訳とともに引用する。 "I'm going to hit the hay."(もう寝ます。) "It's brass monkeys out there"(外は猛烈に寒い) "Let's rustle up some tucker."(何か食べるものをさっと作りますね) クリストファー少年と同じく、こういう表現が何を意味するか分からない読者は本書を安心して読める。 また、この本は同じ出版社Vintageから2種類のペーパーバックが出ているが、こちらの青表紙本の方が赤表紙本より紙の質がよく、図版も大きい。その分ページ数が多く厚くなっているが、値段もあまり変わらないので、こちらの青表紙本をお勧めする。
わたくしが初めて゜「NIGHT HEAD」にであったのは
まだ武田真治と豊川悦司が人々にやっと知られ始めた
頃だとおもいます。
超能力全盛時代だったのでしようか。
兄弟の優しさと狂気はとうじとてもわくわくと全5巻を手にし
一気に読んだものでした。
今、毎日のように不可思議な人間の深層心理を解き明かそうと
やっきになっている以前に、かたちは物語でしたが何か分からぬ
恐怖というのは1994年あたりに芽生えていたのではないかと考え
られそうです。
作者 飯田譲治はこの時代超能力者という容で世に生み出して
みせたのでしょう。
いじめ 異種 生贄 そのような言葉を本の中にみるとき、
やはり、いまのいじめの構造にはもっと真摯な態度と家族関係
にも問題がありそうなのかと、読み返すかちはありそうです。
かつて深夜放映され、一世を風靡したドラマの漫画文庫版。主人公の霧原直人、直也兄弟を演じたトヨエツと武田真治の繊細な美しさが再び鮮やかに甦る。 生まれながらに超能力を持った苦悩。2人の「自分だけがみんなと違っている」という絶望にも似た孤独感がせつない。自分でも制御できない力に押しつぶされそうになりながらも、ただひたすら純粋でナイーブで受動的な直也と触れるものはすべて切り裂いてしまうほど攻撃的な直人が、研究所を出て自らの意志で生きてゆこうとする時から物語りは始まる。 精神世界に興味のある人なら読んでみては?
高校の頃,図書館で一度読んだのですが,忘れられず文庫本を買って読み直しました。 超能力がこの世に存在するか,私は半信半疑です。 この兄弟が実在して,本人達の目の前でこんな事を言ったら 彼らを疑い傷つけることになってしまうでしょうが・・・。 他人の心の中が読めてしまう直也。本当にこのような能力がある人が 身近にいて,その人にその力があることも知っていたら,私は自分から 近づいたりはしないだろう。 しかしこれは本の中。 読んでいるうちに 「私ならあなたがどんな力を持ってようと味方でいるよ」 と,思わず問いかけてしまいそうになるほど,彼らを可哀想に 思えてきます。 たった二人の兄弟で生きていく姿,それはたくましくて とっても寂しい姿でした。
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