劇画の主役に「女」を使用することがここまで斬新だとは思いませんでした。 美しい描写に悲しくて切ないストーリー。 劇画というと辰巳ヨシヒロなど読後感に陰鬱な気分にさせられる印象がありますが、全く違います。 とにかく胸が締め付けられる。
初期傑作短編集との事ですが、個人的にこの頃のタッチが素晴らしいと思います。
DVD申し込みおいたします。毎週、由美さんに会えることだけを楽しみにしております。そのために、三脚とか、一眼レフとか、をよういしております。ブロマイドはどこ行ったら買えるのでしょうかと思っております。ファンクラブにはいると嫁はん妬くでしょうねえ。と、思いつつ。
DVDも今年発売され、コミックスはどうなっているのか?と長年疑問のまま一冊の本を持っておりました。今回完全版の発売を知り、注文いたしました。わくわく、ドキドキしながら到着を待ちました。第一巻は、手持ちのものとダブっておりますが、版が大きい分、迫力もあり感動的でした。第二巻途中から私の知らない「しなの川」そして「雪絵」がいました。 第三巻で完結いたします。未来を予感させながら…。 長年待ち望んでいた作品と出会えるとは思いませんでした。 関係者の皆様ありがとうございました。
☆45歳の若さでお亡くなりになられた『昭和の絵師』と呼ばれる、天才漫画家、上村一夫先生、伝説の代表作。フリーのイラストレーター、次郎と広告会社のデザイナーである、今日子の2人は、ある出会いをきっかけに、どす黒い?アパートでの同棲生活を始める。仕事、家庭、セックスも中途半端に、儚く切ない平穏な暮らしの経過を粘着質に描いている。自然体で惹かれながらも所詮は他人同士。笑い、怒り、認め合いながらも結局、2人に待ち構えていたのは、悲惨な結末。出口が見えない不条理な絶望感、心情、障害、異常心理、今日子の妊娠、中絶、自殺未遂、など、災難が次々に起こる、重苦しい雰囲気には、危険な香りが全編に漂っている。だが、別の見方をすれば、本作は生きる事の意味を説いた大切な聖書=(バイブル)でもある。そして、何よりも、上村一夫先生らしい、華麗で繊細なペンタッチと文芸的はモノローグ、大胆な画面構成とコマ割り、哀愁に満ちた妖艶な表現力には、凛とした美しさがある。キャラクターの独特な色気と高尚な描写も秀逸。男女の複雑な人間関係をここまで見事に象徴した作品はちょっと他にない。最初から最後まで予想不可能な展開にも驚嘆させられる。男女の喜怒哀楽と尊厳の価値観と美学?を親切に教えてくれた上村一夫先生に心から感謝したい。ありがとうございます!☆。
京都撮影所に自殺した母を持つ美少女があらわれ、歯車は回りだす。 白蛇伝説をベースに脂の乗ったエロスとホラー。 息つく間もなく雪崩れ込む展開。 上村一夫とはつくづくコラボレーション作品も上手い人だと感動させられます。 トラック野郎などの映画監督鈴木則文原作。
|