白状します、バイクロッサーの主題歌目当てで買いました。それにしても、バイクロッサー関連の音楽商品は少ない。と、言うよりも、このCD以外には現在バイクロッサーの歌を収録しているアイテムはない(たぶん・・・)。 個人的には挿入歌の『おれとおまえはバイクロッサー』を聞きたい!!。 メチャカッコ良いから・・・。 てな訳で徳間ジャパンさん、早くバイクロッサー単体のCDを発売してください、ぜひ!!。
このアルバムはこれまでのシングルの新録と新曲、カバーで構成されています。だから、これまでとはまた一味違った感覚を楽しめます。このアルバムでも星野真里さんの歌声を十分楽しむことができます。女優そして歌手としても今後ますます期待しています。
松田博幸さんの初期の頃のミニベスト盤、愛する人に想いを伝える気持ちが感じられるいいアルバムです
いやー、懐かしい。小学生の時に漫画「戦場漫画シリーズ」を読んで感動し、ラジオドラマ「ザ・コクピット」のサントラ盤まで持っていた。私がプラモ少年だったのも、この作品があったからと言っていい。一式陸攻や二式大艇みたいな、マニアックなプラモを作るような少年だったのだ。
アメリカを筆頭に、連合軍サイドから描いた戦争映画は山ほどあるが、日本の戦争映画は白黒時代で終わっている。「連合艦隊」、「大日本帝国」、「男たちのYAMATO」、「僕は君のためにこそ死にに行く」など、どれもダメダメだ。自信を持ってそう思えるのも、この戦場漫画シリーズを知っているからに他ならない。このシリーズは日本軍だけでなく、独、米、英などが主人公で出てくるが、こと日本兵を描かせたら右に出るものなしだ。
松本漫画の常道で、日本兵は一部ハンサムで、あとはチビ、ガニマタばかりである。そんな兵隊たちは、”国のため”とか”愛するもののため”などとは声高に言わない。死にたくて死ぬ人間もいない。ただ、戦争しているという現実と自分たちの役割を受け入れ、「戦争が仕事とはひどい時代だが、やるからにはしっかりやろう。仲間の足を引っ張るようなことだけはしたくない」という思いで戦っている。「音速雷撃隊」の一式陸攻の乗員たちは、敵が憎いわけでも国ために命を散らしたいわけでもなく、ただロケット自殺攻撃機”桜花”に乗る野中少尉が不憫で、死ぬならせめて敵艦に当てるという彼の”使命”を全うさせたたいがために無理をするのだ。
そして、撃墜される母機を後ろ目にみながらその思いをかみ締め、ただ敵艦に体当たりすることのみを目指して、野中少尉の”桜花”は全速で突っ込んでいく。
ああ、もう書いていて思い出すだけで涙がでそうだ。
そう、これは良質な学園ものやスポーツドラマと同じなのだ。政治も靖国も英霊などという名誉も関係ない。人間の素直で泥臭い、心のつながりの話である。
だからこそ、共感し涙できる。やりとげようとする人間の意志と、それで死なねばならぬ無念さと、そんな時代があったことへの悲しさが涙させるのだ。
冒頭にあげた日本の戦争映画がなぜだめか。政治的すぎるのである。靖国とは政治の道具である。政治とは、過去の英霊を悼むフリをして自分たちのために利用することでもある。なぜなら、それが良くも悪くも政治というものだからである。政治は庶民的な善悪では計れないものなのだ。
過去の戦争で亡くなった人を悼むのなら、別に靖国だの英霊だのは関係がない。ただ、あの戦争について学習し、兵隊たちの思いを自分なりに想像しながら、個人的に彼らの死を悼むことである。ダメ映画にありがちなカッコつけたヤクザ調の紋きり日本兵ではなく、百姓から学徒まで、色々な出自を持つ色々な兵隊たち、等身大の人間としての兵隊たちを思うのだ。
そんなことを教えてくれた漫画。それが戦場漫画シリーズである。松本零士さんが描く日本兵を超える作品は未だないと思っている。松本零士さんの日本兵が私は一番好きである。
ピーター・B. ラービ氏が、おそらく欧米の哲学カウンセリングと言えるものとそれに類するものを研究し、その成果をまとめたであろう一冊。
門外漢の私には見知らぬ単語が多く、完全に理解しえたとは言い難いが、その考えをおおよそ理解できるように書かれていた。
私の浅い知識では、ヘーゲルの弁証法は2つの対するものがあり、その二つを取り込んで昇華し、一つの高次の結果となる。
ラービ氏は、諸説を弁証法にかけにかけ、自分なりに哲学カウンセリングの、その曖昧な形を確かなものにした。
臨床心理学、とりわけ認知行動に興味を持つ学生には、一つの知識として読んでもらいたい一冊
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