ジャケットに描かれたイラストには、 のどに口があって歌っている男が描かれているが、 まさにそんな演奏が聴ける。 アレアのヴォーカリストのデメトリオ・ストラトスのソロアルバムで 人間の声の可能性を追求した実験作。 実験作とはいえ、堅苦しいとところは一切なく、音楽としても十分聴けて楽しめる。 むしろ笑える。 一曲目は、のどから同じ高さの低音を響かせながら、 口腔やのどを叩いて異なった音階の音を出してメロディーを奏でるという 高等技を披露。2曲目以降も一度に2種類の高さの声を出すホーミー(モンゴルなどの伝統唱法)などを次々に聴かせる。牛のいびきのような声をビリビリ響かせたり、よく聴くと響きの中に微妙な変化が付けられてたり、隠し味があちこちにあるので、ついつい聞き込んでしまう。 もちろんBGMとしては使えないタイプの音楽だけど、アレアを好きな人なら、 こちらも好きになれるはず。食わず嫌いはやめて、いっぺん聴いてみてほしい。
アレアのヴォーカリストのデメトリオ・ストラトスがヴァイオリンの人とやった
デュオ・コンサートのライヴ。
デメトリオのヴォーカルはアレアの時もすごいけど、
ここではさらにすごい。
のっけから、何じゃこりゃみたいな変な声が出てきて笑える。
のどを叩いたり、ホーミーをやったり、ヨーデルみたいなコブシ聴かせたり。
人間ののどの出せる音の可能性に挑んだ傑作です。
意外に音楽としても楽しめるところがさすが。好きです。
アレアのヴォーカリストのデメトリオ・ストラトスのソロ。
変な声がいっぱい。笑える実験作。大好き。
アレアのヴォーカリストのデメトリオ・ストラトスのソロ・コンサートのライブで
ソロとしても集大成みたいなアルバム。
最初、ちょっと緊張気味のデメトリオが
おもむろにホーミーを始めると、場の雰囲気がガラッと変わってしまう。
あとはもうこの人の独壇場です。いろんな声が次々に出てきて
声の万国博覧会状態になってしまいます。
極端な早口言葉歌、声による1人西部劇、
裏声を響かせながらのどを叩く人間チャルメラ、
得意のヨーデル発声もたっぷり。
ホーミーとはモンゴルなどの伝統的な発声法で
一度に高音と低音の二種類の声を出す不思議な発声です。
特に高音の響きが魅力的で、一度味あうと癖になります。
デメトリオの得意技の一つですね。アレアの曲でも一部披露していました。
実験的な内容ですが難しいものではなく、聴いていてけっこう楽しめます。
好きです。 いっぺん聴いてみてください。
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