荒木一郎氏の「テクニカルなカードマジック講座1」では、用語・テクニックの解説の詳細さに驚かされたものだ。
今まで聞いたことも無いような技法をずいぶん知ることができた。
ところが・・・である。
それではまだ充分でないとばかりに、本書「2」では再びテクニックの事典に章がもうけられ、「1」では触れなかったカードマジックの技法が、新たに、しかも大量に紹介されているではないか!!
カードマジックの広大な地平を見せられたような気分だ。
冒頭の「カードマジックの変遷」も力作!
松田道弘氏による著書(「奇術の楽しみ」など)によって、プロフェッサーホフマン、ロベール・ウーダンから、D・バーノン、E・マーローまであたりは既に紹介されている。
本書ではさらにそれ以降の、P・ハリス、H・ローレイン、R・カフマン、まで歴史的位置付けがされているのだ。
ホフジンサーを再評価しているのも特徴的だ。
さらに紹介されているカードマジックは、マニアを魅惑する現象、テクニックの連発で、興奮を禁じえない。
借りにDVDが添付されていなかったとしても、この内容でこの値段は安いと思う。
別に私は荒木一郎氏のまわし者ではないが(笑)、ひさびさに手放しで推奨したい本だと思った。
もっとも初心者には全く推奨しない。
カードマジックに魅せられ、カードマジックのさらなる高みをのぞもうという人向けである。
日本のシンガー・ソング・ライターの草分け荒木一郎氏、ベストアルバムで、どんなに素晴らしいかわかると思います。
「空に星があるように」」「君に捧げるほろ苦いブルース」「いとしのマックス」「今夜は踊ろう」「ジャニスを聴きながら」「妖精の詩」「あなたのいない夜」「美しい涙のためのバラード」「バイバイ子守唄」 荒木一郎氏の往年の名曲、ヒット曲を網羅。名曲はカバーされることも多い。荒木一郎の40年余の長いキャリアを知る上でもこの上もない選曲。タイトルとおり『究極のベスト』。あなたを魅了します。おすすめです!
「ひとつ出たホイのよさホイのホイ、一人娘とやるときは親の許しを得にゃならぬ、ホイホイ。ふたつ出たホイ・・・」とこんな調子で春歌「よさホイ節」を唄う荒木一郎の無表情が怖い。 「雨がショポショポ降る晩にカラスがカアカア鳴いている・・・」とこんな調子で「満鉄小唄」を唄う吉田日出子の在日朝鮮人ぶりが痛々しい。 「We shall overcome some day ...」とアメリカンフォークソングを歌うお金持ち大学生たちが白々しく薄っぺらい。 この映画ではこの3つの流行歌で日本の近現代史をなぞりつつ、さらに古代史へとさかのぼっていきます。 殺人が起きた翌朝、宿室のラジオからバッハのピアノ曲が短く流れるシーンがありますが、その虚無的な美しさにハッと息をのみました。実は大島映画のこういう一瞬が好きです。
活動がながきに渡り、オリジナルアルバムが沢山あれば普通は「この曲は出来が良くない」というものがあって当然と思われるのだが,荒木一郎さんの場合,不出来な曲なぞ一曲も無いのである!その荒木さんのベストアルバムであり、さらに、音質が荒木CD史上最高音質★なのである!荒木ファンは買い逃してはならないのは言うに及ばず、新規荒木ファンも入門編として最適。しかし荒木CDといえば名作にも関わらず「品切れ・廃盤」の憂き目にあい、希少レア盤化すること数多し。迷わず買うべし!
今なお高い人気を保っている歌手・ちあきなおみが、深く愛していた夫との死別を機に芸能活動を休止した事は、広く知られている。
その、ちあきなおみの夫であり宍戸錠の実弟であった郷えい(金偏に英)治の、悪役俳優としての代表作が、この『0課の女・赤い手錠』である。
ジェイムズ・ハドリー・チェイスやジム・トンプスンの小説に登場する、頭のイカレた悪党をそのまま実写化したような、鬼気迫る狂乱ぶりが圧倒的だ。
一度ご覧になれば、今日では「ちあきなおみの夫」として語られることの多い人物が、凄まじい役者魂を持った俳優であった事を、再確認していただけるだろう。
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