『ごくせん』はコミックを読んでいて、ドラマ化の話を聞いても、原作のおもしろさが発揮できるとは思えなかったこと、原作自体が完結していなかったことから、リアルタイムでは見ませんでした。もちろん、どうせ一作目の焼き直しであろう、その後の2作も興味ありませんでした。しかし、一昨年だったか、再放送で見て、おもしろいことを知りました。仲間由紀恵はヤンクミそっくりだし、慎とクマもぴったり。松潤はもうちょっよ背が高いとなおよかったんだけど。一方で、ウッチーが小栗旬とかかっこよすぎでしょう。原作と違いすぎなのに、なぜか違和感がない。クサイ場面も多いけど、いいエンタテイメントです。特典ディスクも番宣とは思えない熱の入ったもので笑えます。
表紙に代表される、健康的な水着写真が満載です。彼女のファンならがっかりさせません。ポスターのおまけ付きです。
アニメ『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね!!』のED曲『アリアリ未来☆』
特別今までのアニソンと何か違うわけじゃない。
むしろ、今まで女の子がたくさん出てくるアニメの曲にあった要素をこれでもかと取り入れている曲です。
このCDの販売元のスターチャイルドが関わっているアニメだと「ネギま!?」の「ハピマテ」とか「みなみけ」の曲とかそういうアニメの曲が好きな人におすすめできる曲だと思います。
まあ、中には「こういうタイプの曲はもうおなかいっぱい」という方もいるでしょうが、私としては1クールに1曲はこういうノリが良く楽しい曲は欲しいと思っている者なので、たまらないですね。
歌の割り振りもシンプル。
でも、それがいいんです。
サビの喜多村さん→井上さん→荒浪さんときて3人で歌うとこはいい流れですね。
今期も様々なアニソンが誕生しましたが、ノリの良さではトップクラスの曲だと思います。
ウォーターボーイズに関しては、自分も映画館に10回以上も足を運ぶほどはまってしまいました。本当に普通の男子高校生が、ひょんなことからシンクロナイズドスイミングをやることになってしまったところからいろいろなストーリー展開があり、最後は感動のラストシーンをむかえます。みなさんも一度ごらんになってはどうでしょうか? もちろんこのDVDの出来も最高ですよ、本編が90分に対して、てんこ盛りの特典映像160分がまたすばらしいもので、圧巻です。価格も意見の分かれるところではあると思いますが、私としては充分に評価できるものであると思います。
著者はシルクロードをテーマにした作品で有名な、東京芸術大学の学長も務めた日本画家だ。「芸術家」という名前に感じる型破りなところがない人柄のようで、読めばその理由がよくわかる。
本書では、自分の生い立ちや生き方の中から見いだした哲学が語られる。ただし哲学と言っても、高所から諭すようなものでもないし、宗教的に凝り固まったものでもない。押しつけるところのない、極めて読みやすくて、自然に「お話を伺っている」という気持ちになれる内容だ。まさに本書でも紹介されている「打てば響く鐘」のようなものだ。
画家を志すに至った「人生の方向付け」とか、画家としての方向性が見いだせなかったとき「いかに進むべき道を見いだしたか」というように、順風満帆な芸術家の足跡ではなく、誰もが経験する焦燥や挫折、若気の至りから、問いかけや教えにより道を見つけるに至るという率直な経験的処世術であるところが本書の魅力だ。
大学の職員と画家という「二足のわらじ」をいかに両立させてきたかというあたりの自分を律する生き方には読んでいて背筋が伸びる感じだ。社会に出てから迷いを感じている若者が読むと一番効果的な処方箋が溢れている作品だと思う。
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