輸入ビデオから買いなおしました。DVDになって画面・音質ともに向上してグッドなのは当然ですが、一番良かったことは字幕があったこと。勿論日本語ではなく英語他複数語でしたが、英語の字幕だけでも聴き取り辛い発音や、マリファナでヤられている当時のミュージッシャン達の会話がある程度理解できて便利でした。
何はともあれ、コッカーの野性味溢れる声と表情(薬のやりすぎ?)が迫力満点ですし、クールなイメージのレオンのニッコリ笑顔も見られるのが面白かったですね。ベースのカール・レドル(故人)やドラムのジム・ゴードンはこの後クラプトンとデレク&ドミノスを結成しますね。後はサックスのボビー・キーズはこの後ストーンズのツァーメンバーで時代を築いていきます。キーボードのクリス・ステイトンもクラプトンバンドでおなじみですね。その後のロック界の重要なメンツで揃えたバンドの演奏は強烈の一言ですね。最後まで当時の雰囲気を味わえて楽しみました。
マッドドッグズ以降で、サントラ大ヒット以前。話題性に欠けていた頃で酒乱の噂もあった時期。このアルバムがさほど注目されなかったことはコッカーにとってもファンにとっても実に不幸な出来事だったといえる。コッカーは基本的には“ただの”シンガーだ。アーティストだとは私は捉えていない。本作でもオリジナル曲はI Get Mad一曲のみだ。しかし、他人が作った曲を歌いきるという本来の「歌手」としての姿勢をこれほど熱意と使命感を持って貫いてきた者は70年代以降けっして多くはない。
本作の特徴は、大きくは3つに分けることができる。チャックレイニーなどアメリカソウル界を支えてきた最上級プレイヤーに支えられるファンキー編。盟友グリースバンドを従えた哀愁のブリティッシュロック編。そしてランディニューマン、ジムウェッブといった大物ソングライターが自ら伴奏を務めるピアノデュオ編だ。その全てのフォーマットにおいてコッカーは非凡な実力を発揮している。中でもニッキーホプキンスがピアノ伴奏を務めたビリープレストン作のyou are so beautifulはコッカーという歌手の存在価値を決定的にしたといえる。
ちなみに数年後サントラヒットを携えて来日したコッカーのライブは酒におぼれボロボロだったらしい。そういえばエリッククラプトンの第一回来日も酒でそうとうボロボロだった(大阪公演)。並のシンガーならその後抹殺されてしまったことだろう。問題を克服して復活する日を心待ちしてもらえるのは、ワンアンドオンリーの称号を与えられたホンモノの音楽家だけだ。
今から40年前、ジョーコッカーのライブ映画を彼女と見に行きました。(カブキチョウで)久し振りにに見る英姿、
年はとりましたが、声量パフォーマンスは変わっていません、改めて感動致しました。
当時はラスト曲ウイズア・リトル・ヘルプユーが印象に残っていましたが、今回のDVDは全ていい曲ばかり、中でも悲しき願いは一押しです。
私は19歳で、ジョー・コッカーさんのことは全然知りませんでした。 しかし、最近、ハイボールのCMで使用された17曲目の「Unchain My Heart」が頭から離れず、誰が唄っているのだろうと思い、たどり着いたのがジョー・コッカーさん。 渋くて、甘くて、カッコイイ★
おじ様好きな女子(私みたいな)方にはウケるのではないでしょうか(≧ε≦)
ジョー・コッカーの名さえ忘れていたが、テレビCMで「アン・チェインマイハート」を耳にし、すぐ検索し購入。聞き始め鳥肌が立った。パワーあふれる歌声・ビート、黙して若きし頃を思い浮かべる。
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