この本は富山県の精神科医が公立病院勤務の定年後、第2の人生 を中学校や小学校のスクールカウンセラーと決めて描かれた随筆 風エッセイです。精神科医としての著者の長い経験が中学生との 対話に生かされる時、著者の真摯な態度に若い魂が呼応して響き あう感動は胸を打ちます。・・ ある中学校で行われた著者の講演に対する中学生女子の感想文 「先生が中学生の頃、戦争が終わり、日本には何もなくて、これ からどうするのかと人々が希望を失っていて、とても苦しい生活 をしていたことがよくわかります。けれども、希望もない中で少 しでも良くなるようにこつこつ働いていた当時の人はすばらしい と思いました。日本が現在のように発展した国になっているので 苦しいことに立ち向かい、一生懸命やることによって、未来につ ながることがわかリました。・・苦しいことに立ち向かう勇気を 持つと、良いと思える人生を歩んでゆけると思いました」
最適の書の一つではないかと思う。精神科医療というと身体科に比べ、診察・診断に医師の個性が色濃く反映されることがよくあり、それが悪いわけではないが、初学者にとっては何が良いのか分からなくなる恐れがある。本書は近年のDSM-IVによる操作的診断基準を意識した構成でそれを診察・診断にどう生かすかを他書にはないエビデンスという切り口で解説している点で面白い。ただし統計学的な解説は初学者には難しい印象は否めず、ナラティブについては冒頭で少し触れている程度になっていて不満が残る。5年目以下の精神科医には一読の価値がある。
医術より人間力が医者にも必要である
そんな感じを受けたDVDでした。
笑顔に会いに来る患者の人々。
言葉だけで病気が治るそんな良い時代だった。
今の時代の先端技術、高い医療費
それだけで良いのか ・・ 警鐘をならすDVDであると思う。
個人的には、堺さん出ていたので買ったのですが
彼の笑顔にはいつも癒されます。
マクロビオティック、陰陽料理を勉強するうちに
ルーツを知りたくなり、読んでみたが、
桜沢氏が感銘を受け、その後の陰陽思想に進展
していく「食物養生法」に感動した。
わかりやすい現代語訳に感謝。
マクロビオティックのルーツ。
明治時代の先人の思想に改めて驚くばかりで
ある。
「わが国に地理的に肉食は必要でない」
文明開化の時代。かわりゆくであろう日本の
食文化に危機感を覚えた提言集。
5年生の夏休みをほとんど費やし、友人や先生方と勉強会をして何とか一冊とき終えたものです。そのときは英語版でした。日本の国試の問題はあまり記憶に残っていませんが、この問題集は心が洗われるような良問が多いです。単なる診断あてクイズというよりも、診断がついてその後まず何をすべきか?次のステップは?といった問題が多い気がします。臨床に即した実践的な問題も多いです。これを解き終えたあと、学校の試験や国試の問題があまりにひどく解く気がなくなってしまったと私を含め友人全員が同じ事を言っていました。レベル的にはUSMLE STEP2より少し難しいです。難問は適当に飛ばしてください。学生から認定医試験を受けるドクターまで多くの方が持っておくべき一冊です。絶対おすすめ!
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