山形に転居して来て2年半、未だに分からない言葉がたくさんある中で、この方言カルタの発売。
いの一番に購入し、毎日特訓、でもまだまだです。
特にお年寄りのアクセントが全く分からなく、文字だけではニュアンスが伝わってこず、苦慮している毎日です。
しかし独特の山形方言には温かみを実感しております。
誰にでも思い出せば、一緒に成長してきた人間はいるものだ。子供のころがよかったなんて幻想だ。子供のころから人の生き方、在り様は不平等なものだ。その事を大人の世界としてみながら、やはり自分もその中でやるせなさや苛立ちを感じ生きていく。そのころの経験の一つ一つをかみ締め大人になっていく。そして気がついてみると一緒に成長して来た道は気がつかぬ間にいくつもの分岐点があり、もう後戻りできないばらばらな生き方をしている。「何で親友と命のやり取りをしなければいけないのだ」という主人公の詠嘆に先に向かって歩むしかない人生の儚さと力強さを感じた。
「はつ恋」の篠原哲雄監督、田中麗奈主演コンビの作品。
またまた、美しさ抜群の出来栄え。
画の美しさ絶品。
ストーリーの気高さ最高。
東山紀之も意外な存在感。
日本の美、ここにあり。必見の名作。
こんな生き方もありき、だと思いました。男が、今となっては一緒になる事も叶わない好きな女性を命を懸けて守ろうとする行動。又、その行動と絡む?尊敬する亡き父への想い。 展開の仕方が、次々見たい!という衝動にかられます。又、描き方もふざけず真面目ですので、すごくいいです。
四十を超えて初めて読んだ時代劇小説です。 暇つぶしに手に取った文庫でした。 しぶい。とてつもなく、しぶい。 チャンドラーやエルロイや北方(現代もの)とも違う、人間の襞の描き方。 心に染み入る文章とはこのような文章なのでしょう。 日本のハードボイルドとは、時代劇にあったのですね。 「穴熊」は、まさに絶品でした。 潔癖、完全は、時に、絶望的な自己満足になってしまうということが、 悲しくもあり、高貴にも感じました。 藤沢周平を読まなかったことを悔やみ、読んだ偶然に感謝します。
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