花田少年史という作品の中で私が特に思い入れ深いのが、この「ハムカツ」の話です。
ハムカツをパンに挟んで毎日お弁当にする桂ちゃん。
友達からも「そんなに毎日ハムカツばかり食べててよく飽きないね」
なんて言われている桂ちゃんの本心が最後の最後に明かされるのですが、
そのシーンに本当に泣かされてしまいました。よくこんなに涙が出るものだと
驚くほど泣けてしまいました。泣ければいいというものでもないでしょうが、
あまりに切なかった。原作も大好きですが、この回はアニメの方が私の中で上回っています。
声優さんも素晴らしい。
私の母にも一人で見てもらいましたが、しっかり胸を打たれたようです。
とても面白いアニメです。 子供からお年寄りまで大変楽しく見ることができました。 悪たれ少年花田一路!「イチロ」で「イチロウ」じゃないところからまた面白い! この悪たれ少年花田一路が交通事故に遭い、死に掛けたことから霊感を持ってしまいます。 そして、そこから繰り広がる幽霊たちの願い事を叶えてしまうストーリです。 事故で大騒ぎをしたばかりなのに、今度は「ぼっとん」便所に落ちてしまったり、お爺さんの入歯を犬の口にハメたりと 大変ゆかいなストーリが笑わせてくれます。 また、ただ単に笑いだけじゃなく、一路に願い事を頼みに来る心霊の死んでしまうまでのストーリが泣けちゃいます。
たまたま「夏休み」がアニメの再放送でやっていてぼーっと見ていたらかなり泣いてしまったので本を買ってみようと思いました。原作はアニメよりもっと泣けました。とはいえ、思いっきり笑える話もあって笑いと泣きのバランスがよい作品だと思います。笑いたい人も泣きたい人も絶対読んでみてほしいです。
数多くアニメは存在しますが私は世界名作劇場「赤毛のアン」と本作品「花田少年史」の2本が甲乙つけがたいナンバーワン作品です。 何度見ても新たな感動を与えてくれます。両スタッフがいかにこれらの作品を愛してるのかが伝わってきます。 原作のイメージに忠実で永遠に引き継いでいってもらいたいアニメです。
「週刊少年マガジン創刊50周年記念作品」として制作された映画です。 数々のヒット作を世に送り出してきた少年マガジンから本作品が選ばれたのは、未だ映画化されていなかったことが理由の一つにはあるのでしょう。 『釣りキチ三平』は、10年に及ぶ長期連載された漫画でしたし、ツチノコ・ブームを呼び起こしたり、一時代を築きました。海外でも多くのファンを持つ作品です。 恐らくどなたもどこかで、このタイトル名を耳にされたことがあるのではないかと思います。 TVアニメ化は為されましたが、映画・実写化は映像的に困難が相当あったのではないかと予想できます。 映画を観るまでは、恐る恐るという気持ちでしたが、見終わって、ああ良かった、と思えました。 CG技術を駆使し、素晴らしい景観を選び出した製作スタッフの情熱も伝わってきました。 長編作品の中から「夜泣き谷の怪物」に絞ったストーリーも良かったと思います。 映画を拝見しながら、少年漫画というものの日本人における存在の大きさに改めて感じ入りました。 『夢をもつことの素晴らしさ』『冒険をすることの楽しさ』『家族の愛情・友との友情』を子供達が育むことに対して、今の日本で最も貢献しているのは、漫画ではないのかと思います。 その頃の輝いていた瞳は、時間が経っても、こういった映画に出会うことで再び取り戻すことができるのではないかと思います。 釣りキチ三平と共に歩んできた年代の人たちには感涙ものでしょう。
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