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 刊行間もない『1Q84』をこれだけ突っ込んで読みこんだスピードに感心しました。『1Q84』に見出されるいくつかのテーマのジェネシス(起源)を、過去の村上作品にさぐってゆく手並みは、推理小説でも読むようにスリリングです。「ノモンハンを行く」と「イタリアを行く」2編の紀行文と、重厚な村上春樹論「生成する全作品」が、巻頭の圧巻「『1Q84』のジェネシス」200枚に直結する仕組みになっています。村上の全作品を縦横無尽に駆けめぐる著者によって、『1Q84』の世界が大きく広がってゆく。「青豆」のジェネシス(起源)は「直子」とか、「リトル・ピープル」をめぐる謎の解決とか、目からウロコの新発見がメジロ押しです。
 
 
   
パームブリンクスの曲や、ボスの曲などいたるところの曲がとてもすばらしいです。矢野さんのテーマソングもとても素敵で絶対いいです。ダークロの世界観が出てていいとおもいますよ!
 
 
   
星は3.5。
内容は全体的にイマイチ。全80ページ中、カラーページが大半なのはいいが、肝心の内容が今イチというか、
 この本の制作側のセンス(どういう構成にして、どういう絵を載せるべきか等の判断)が自分には合いませんでした。
 
 ユリスの設定紹介のページで具体的に言うと、色々な所に散々載っている絵(右手で帽子をクイッのポーズ)を
 でっかく載せ、ユリスの表情やコスチューム一覧がゲーム画面の抜粋、ストーリーやセリフを文章で綴ったりと、
 プレイした人なら誰でも知っているどうでもいい内容がページの大半を占めていて、初期設定イラストや武器の
 イラストなど、この本でしか見られない内容に限ってなぜか小さく掲載。また武器も数種類しか載ってなく、
 ユリスの髪型、服や帽子の細かいデザインなどは載っていません。モニカもこういった内容。
 仲間も前後横姿や服のデザインをしっかり見たいのに、前立ち姿のみのイラストがほとんど。
 ザコ敵やボスは、細かいデザインや攻撃のモーション等の絵が載っていたりするのは非常に良いのだが、
 2,3体しか載ってない上、非常に小さく詰めて掲載しているために見にくい。全く持って意味がわからない。
 風景や町並みの設定は結構載ってはいるけども、掲載するイラストのチョイス、サイズもバラバラで全体的に歯がゆい。
 カラーページは印刷費用が掛かるので、そのせいでイラストをこんなに小さく掲載したりしているのかな?と思っては
 見るものの「第1章キャラクター編」という文章のみでカラーページを1ページ丸々消費していたりと、どうもこの本の
 制作側の考えがよくわからない。
 ゲームクリエーター対談、次回作予告、ファンの投稿イラストなども、自分は「ダーククロニクル」という世界観に
 興味があるだけなのでそういった内容は心底どうでも良く、どうせならそのページの分も、ザコ敵の設定や、キャラ、
 ライドポッドの設定などに割いてほしかった所存。ただ4コマやQ&Aは、個人的にはおもしろかったです。
 変に着飾る事なく、ただ淡々とダーククロニクルの世界観を表したコンセプトアートや、キャラ設定(身長、年齢、人物
 説明など)、カメラ等アイテムのデザイン、敵一覧をしっかり載せてくれれば良かった。もしそれでページが増えて価格
 が2、3倍になっても、星5以上の価値は出る代物になりえたと自分は思いました。
 非常に歯がゆい一冊だけども、とりあえずファンなら買っても損は余りないのではないかと思われます。
 
 ちなみに付録のCD-ROMの内容は壁紙、スクリーンセーバー、海外版OP、デジタル絵本となっています。
 Macではうまく再生出来ず、壁紙だけしか利用出来ませんでした。
 
 
   
◎こんな人にはおすすめ ・自由度の高いゲームが好き→釣りやスフィーダはやらなくてもいい。発明はヒントは少ないけど、思いもよらないものができたりします。
 ・ほんわかした雰囲気が好き→ジオラマは並べ方、パーツの付け方だけじゃなく、色も塗れて楽しい。
 ・地道な作業が好き→ダンジョンのクリア条件にチャレンジしたり、武器のビルドアップなど、何度もダンジョンに入ることになるけど楽しい。
 ・コレクションが好き→クリアして集めるメダルによってしか手に入らないものもあります。コスチュームチェンジできる。
 ・1日にゲームにかける時間が少ない →こまめにセーブできるのでOK ●こんな人にはおすすめしません ・戦略性の高いRPGが好き→ダンジョンをクリアするだけなら、そんなに難しくありません。
 ・アクションは得意→上に同じ
 ・RPGには萌えキャラが必要→キャラはありがちかも。
 ・さくっとストーリーを進めたい→ジオラマが面倒って思うかも。
 ・やっぱRPGは壮大なストーリーだ→ストーリーのボリュームは少なめ。
 キャラやストーリー重視のゲームが苦手なので、私は大好きです。特にジオラマ作りが楽しい。
 スフィーダちょっと難しいかも。同じコースで何度もチャレンジできないし。でも、無理にやらなくてもOK。 ちなみに次のドラクエの制作を、ダーククロニクルを作ったレベル5が担当するそうです。
 
 
   
見やすい。分かりやすい。攻略法が乗っているから、凄い嬉しいかった!
 
 
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