本書を読まずして過労死を語ることはできない。いや、日本の労働問題を語ることはできない。 それほど深く・広く探求しており価値のある一冊なのである。 50に及ぶ過労死・過労自殺事件から日本の労働社会の病理「働きすぎ」の問題を克明に描き出しているのだが、 その一つ一つの事例に対する分析が示唆に富んでいる。過労死の原因は裁量労働制のような制度的な要因によるものもあれば、店長・教師といった業種特性によるものもある。さらには職場でのハラスメントや若者の過労死という現代的な問題にまで射程を広げている。労働問題を広範に及ぶ考察がなされている。 副読本として『格差社会ニッポンで働くということ』(岩波書店、2007)で理論的な枠組みを認識したうえで、本書の実例を読むことでより理解が深まるだろう。 これから就職する学生や身近に働き過ぎの知人がいる人にも一読して「働く」ということを考え直すきっかけにしていただきたい。
最近血圧が高めで、何かいい対策はないかと
考えていたところに、石丸式と出会いました。
内容は分かりやすく、これなら自分でもできるかな、
と思っております。
高血圧が単なる高血圧ではなく、”体全体からのメッセージである”
ということを認識し、肝腎を強化できるよう生活全般の見直しも必要かな?
と考えているところです。
DVDを見ただけで体調がよくなったような錯覚にもとらわれていますが、
今後あまり無理のない範囲でDVDの内容を実践し、
肝腎強化、血圧低下に努めたいと思います。
日本社会では欝の症状や過労自殺された方を「精神が弱い者=負け犬」の一言で片付けてしまう風潮がある。現在、日本の企業の中で労働者メンタルヘルスについて関心が以前よりも高まっているが、メンタルヘルスの本質は日本の社会・企業における会社本位体質である事が判るであろう。
これは決して、特異な事ではなく誰もがこのスパイラスに入り込んでしまう可能性がある。それをどのように切り抜けるか・・・ちょっと疲れたら、家族にも是非一読してもらい精神面での協力を得、スパイラルから切り抜けてもらいたい。
拉致問題と過労死問題は同じ人権問題なのだから一方だけ支持してもう一方は無関心と言うのはおかしいという筆者の論理はある意味理解できる。
いまの日本では拉致問題は右翼、過労死問題は左翼という変なレッテルがついてそれぞれが別な方を向いている。 人権と言う事でつながれたらもっと大きな運動になるだろうに。
村意識の強い日本の問題かもしれないと思った。
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