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超怖いシリーズばかり読んでいたので、最初はパンチが足りたくて、退屈。本でかいし、高いし失敗したなあ、金返せと思っていたら、内容がどんどんおもしろくなり、気づけば含み笑いしてる感じ。ふざけて書いてるようで、ちらりと人間臭いこと言ってくれる、いかしたオヤジ平山さん。そんな一面がよく見れる一冊。これ読むと、ほんとこの平山さんて地の底から這い上がってきた魂みたいのがあるから、闇(怖い人や幽霊)のものも書けるんだなあと思った。もちは餅屋みたいな。あと、どうも親が前ほど信頼できないなあ、なんかいいように使われているなあ、そんなこと思っちゃいけないと感じている人にはぜひ読んで欲しい。あと人間関係に悩んでいる人なんかも。新しい対応方法が紹介されているので、一読して欲しい。私は、これのおかげで、職場でだいぶ過ごし易くなったし、親の言葉にもそう動揺することがなくなった。
 
 
   
肉子ちゃん楽しいですね。
女性の心理をちゃかしてバカにしながらギャグにしているところも最高です。
 
 余り売ってませんが、読めば楽しい本です。
 
 
   
 松山ひろし氏は、現代奇談というサイトで都市伝説を追っておられます(現在は閉鎖されているようですが)。そしてその集めた話を端的に紹介し、なおかつその伝説が発生した謎にまで踏み込んだ考察を為されています。本書は、『三本足のリカちゃん人形』に続き、同氏のサイトから抜粋した数多の都市伝説を、絶品のイラストともに書籍科したものです。
 とりあげられている都市伝説は、『三本足のリカちゃん人形』とは異なり、氏のホームページでも紹介されていないものも多数ありますので、サイト常連者でも楽しめます。
 最後にツクバロボ都市伝説はイラストが傑作でした。
 
 
   
綾辻さんと児島さんのコンビは最高。すでに眼球綺譚など、綾辻さんの原作を児島さんが漫画化というのは
 あるけれど、お二方の意思の疎通というか、息が合っているというか
 綾辻さんの原作を児島さんの魅せる絵柄とストーリー展開で、
 さらに良くなっていると思います。
 今後のこのコンビの「作品」にも期待しています。
 
 
   
5月に東京のギャラリーで開催された展示企画である「邪神宮」の図録を兼ねたものだが、展示物(イラスト及び造型)の写真と解説に加えショートストーリー8本を収録したもの。京極夏彦氏は小説の方ではなく本職で参加していたりする。又、ホラーが得意な井上雅彦氏は造型の方で参加。 
この本を片手に展示物を実際に見ていると、矢張り展示品は現物を見なければダメだと実感させられた。
 ショートストーリーの執筆陣は岩井志麻子、円城塔、真藤順丈、松村新吉、嶽本野ばら、飴村行、黒史郎、平山夢明の八人。一篇が短いだけに各人がクトゥルー神話と言うものをどう捉えているかがはっきり判って面白い。
 
 
 
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