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 北海道で先行放映されたドラマ『四国R-14』でかかった曲です。第二夜・三夜ではホラードラマらしからぬコミカルなシーンとともに流れ、最終夜のイントロにかぶさるテロップが曲と歌詞にマッチして感動を呼び起こします。
 ラストで泣いた人には絶対買いの商品でしょう。
 
 
   
本書に収録されている座談会の言葉を引用すると、親玉Dをして稲垣早希は「鉱脈」だったらしい。
 
 当時、関西ですらほぼ無名の
 海のものとも山のものともつかない、
 それどころかもしかすると
 ただコスプレが好きな可愛いだけの
 おねーちゃんかもしれない、
 そんな早希ちゃんを主人公に
 2008年夏から始まった関西縦断ブログ旅。
 
 企画を立ち上げた理由は
 エヴァンゲリオンのパロディがやりたいから。
 そして早希ちゃんが選ばれたきっかけは
 エヴァンゲリオンのコスプレをしてたから。
 
 なんだ、この適当な動機は。
 「作りたいから」の一言で番組を作ってしまうとは
 誠に恐れ入る。
 
 しかしその作りたいから作った企画の放送第一回目、
 早希ちゃんの登場と共に視聴率は跳ね上がり、
 画面から消えると共に視聴率は急降下。
 これを目にした親玉Dは
 プロデューサーに「鉱脈発見」の一報を入れたらしい。
 
 そして親玉さんが堀り当てた鉱脈は
 どうやら金の鉱脈だったということを
 視聴者が知るまでにそれほどの時間はかからず、
 放送開始から三年で、深夜番組にもかかわらず
 10%近い視聴率を誇るコーナーの看板娘に成長した早希ちゃんの
 そんな成長の記録をアルバムにしたのが本書です。
 
 旅のレビューと工程表は勿論、
 要所要所にスタッフの裏話あり、
 早希ちゃんのコメントあり、
 早希ちゃんが特別に思い入れのある人たちからの
 自筆の手紙あり、
 スタッフの座談会あり、と
 詰め込むだけ詰め込んだ、スタッフの遊び心満載、
 スタッフのこのコーナーへの愛も満載
 ロケみつファン必携の書。
 ほんとに「脇の下」を入れてしまったのには恐れ入りました。
 本人、よーOKしたなあ、と思います。
 
 希望を言うのであれば、
 西日本横断ブログ旅が書籍化される場合、
 ページ数を増やして、早希ちゃんは当然、
 親玉さんを含む裏方さん達の声をもっと聞いてみたいですね。
 
 
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