桑田りんはテイチク・レコードから2枚のアルバムを出した、美形でなかなかの歌唱力を持ったシンガーだった。これはその2nd。1st『世界中の時計を止めてしまいたい夜』で聴かせてくれたオーケストラをバックにしたブルース・バラッドのタイトル曲は、スケールの大きさと表現力の高さを充分に聴かせてくれ、今後の日本を代表するシンガーに成長する事を予感させてくれた。それに続くこの2ndは「世界中の〜」に比肩するまでの大きな楽曲はないが、平均的にレベルの高い曲が並ぶ好作品だったと思う。当時ファミリー的に活動していた真島昌利や小山卓司らが側面支援をしていた事もあり、どちらかと言うとアメリカ西海岸的な乾いた肌触りの楽曲が多い反面、ダンス・ビートを取り入れた作品もあり、バリエーションの豊富さは1stに勝る仕上がりとなっていた。日本酒のCMにも起用された名曲「ラプソディー」や、切なさこの上ない「ぼくら」などを聴いていると、この人がなぜブレイクしなかったのかが不思議でならない。それは多分に、所属していたレコード会社がテイチク・レコードという「歴史はあるが資金がない会社」だったからに尽きるものと思う。この有能なシンガーを育て上げ売り出せなかったテイチクの戦略と営業力の弱さは、責任重大だ。「音楽業界=芸能界」というくだらない図式が存在するこの国の貧弱な音楽産業は、実力と才能とCMのバックアップがあってもブレイク出来ないほど閉塞しているのか。今はもう名前すら聞かなくなってしまった桑田りんだが、彼女が今音楽活動をやめてしまっているとしたら、本当に大きな損失だったと言わざるを得ない。このアルバムは本当にいい作品だった。
ブルースを育んだ歴史とミシシッピという場所が、 ビジュアルと多様なエピソードで語られている。 こんなブルースの本は他に類を見ないのでは。 写真を眺めるだけでも興味深いし、 読み物としても面白い。 こんな本を持ってアメリカのディープサウスを旅してみたい。 アメリカが行った人種差別政策、 それによって生み出された独自のブラック・カルチュア。 そんな生々しい歴史が、 素朴なミシシッピの風土の中で素朴に語られている。 超オススメのブルース本です!
この曲、HOTEL PACIFICですね。
ライブでサイコーに盛り上がるHOTEL PACIFIC、ベスト盤には入っていないからサザンファンならこのシングルは絶対にGetすべきです!
手拍子の練習をして、再始動に備えましょう!
茶道の歴史を、時代を画した代表的な人物の生涯と業績の紹介と、後代へのつながりを示すことで概説した著書。
読み通してみると、茶道が他の芸能から影響を受け、他に影響を与えながら成立したということがよくわかる内容になっている。連歌、仏教特に禅、歌学、能、陶芸、絵画、書、花、それら多くを総合した振る舞いの妙が、次第にはっきりする。
その内実は具体的なモノが残る類の芸能ではないので判りにくいが、歴史的に「公共」が失われていく時勢での「新しい公共」として機能したのではないかということを思った。室町時代に興り、戦国時代に発展し、安土桃山時代に大成し、江戸時代に本質的な変化をこうむるという軌跡が、武家政権の統制力の変化と寄り添っていた茶道の姿をよく指し示している。
読みやすいので気軽に手にとっていいと思う。
サザンのカバーって非常に難しいと思います。
槙原や広瀬香美がやってますが・・・・
これはオリジナルを越えていますね。
(奥田民生のボーカルとしての力ももちろん凄いです。)
是非聴いてもらいたい一枚です。
二枚目のウクレレ弾き語りも良い!!
私は女性ボーカリストの人はあんまり
なのですが。男の私でも充分楽しめる内容だと思います。
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