ウェディングドレスをなぜ着なかったか?という問いが前面に出てしまっていますが、
そこに期待もフォーカスもしないで読んだほうがいいでしょう。
かつてシャネルの本はたくさん読んできましたが、全体的にとてもわかりやすく構成されていて、
なぞが多いシャネルの経歴がよくわかり、読みやすい。
ところどころにシャネルのせりふがしっかり入れられており、人物像を想像することができるようになっている点は
とても評価できる点。
シャネルを長年研究してきた著者ならではの作品になっていると思うので、一読の価値あり
この本は女性に限らず、男性の方にも手にとってもらい ココ・シャネルを'多くの人に知って欲しい。
必ず現代の私たちにも何かに気づかせてくれる'メッセージに満ちあふれています。
私はこの本を3度読み返したが、その度に、目に留まる言葉がいつも違う。
それは、今自分が置かれている状況だったりを、ココ・シャネルが 僕に、答えを導きだすヒントをくれているかのよう。
ココ・シャネルが生前残した言葉の1つで 私が好きな言葉。
「翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすために' どんなことでもしなさい。」
どんな事があっても、自分が望むのならばとにかく行動に移す。
それは、ココ・シャネルという人物が類いまれな才能を持っていながらも 努力と挑戦によって切り開き、決して平坦な道でなかった。
そんな彼女は体現者であり言葉のどれもが、説得力がある。
併せて、著者が洋画配給会社・ 代表取締役プロデューサーでもあり 映像関係にも造詣が深く、 ココ・シャネルの生涯や洋服に関係のある 映画を取り上げて、ココ・シャネルをより知りたいと 思った人に2度おいしい本です。
おすすめの1冊!!!
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