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この映画をみるまで、ジェシー・ジェームズについての唯一の知識は
プレファブ・スプラウトというバンドが、
 ジェシー・ジェームズを題材にした曲を
 うたっていたことぐらいで、まったく知らなかった。
 
 ジェシー・ジェームズ=ギャング?盗賊?
 
 ただ、この映画を見る限り、盗賊の親分ではなく
 ”狂気”の結果、親分たちもいなくなった
 ようには描かれいる。史実もこうなのか?
 
 それはさておき、
 ブラッドピットって”狂気”の役がぴったり。
 かっこいいだけの男や、エリート役は似合わない。
 
 淡い絵画のような風景が”狂気”をひときわ際立たせている。
 
 
 彼はなぜ”狂気”に操られたのか?
 
 なぜ、英雄視されているのか?
 
 答えられる人、答えられない人
 
 あなたはどっち?という映画。
 
 いずれにしろ、独特の世界観のある印象に残る映画です。
 
 
 
 
 
 
 
 
   
映画を観て、もっと彼らのことを知りたくなり、購入しました。映画の場面そのものの描写のおかげか、長さの割に読みやすかったです。映画では省略された前半生が書かれていたのもよかったです。人物相関図をもっと詳しく載せるとか系図などの資料が充実するともっとよかったかも。
 
 
   
まるでテレンスマリック監督の天国の日々のような、ゆったりとしたリズムで進む大作です。すべてを達観したようなブラピが今回は年相応ですばらしく、腹黒いケイシーアフレックがまたよいです。いわゆる、アクション西部劇ではないですが天国の日々や天国の門といった文芸系西部劇が好きな方にはたまらない長尺の映画です。個人的には特別出演のニックケイブがうれしかったです。
 
 
   
これは楽しめるというか、難しい映画なので観て面白いと思うかどうかはその人次第。
 
 コメントお待ちしています。
 
 
   
 力作であることは確かだが、全体としては焦点が定まらない印象。ジェシー・ジェームズ暗殺以降、ロバートとチャーリー兄弟がどのような末路をたどるかという後半はそれなりに集中して見ることができたものの、前半はブラピ演じるジェシー・ジェームズを中心に見るべきか、ケイシー・アフレック演じるロバート・フォードを中心に見るべきか、何とも視点を定めかねた。また、強盗シーンなどの迫力ある見せ場が多ければ、メリハリがついて心に残るものがあったかもしれない。
ロバートを中心に据えながらも、ジェシー・ジェームズを取り巻く人々の目を通してジェシーを描こうという意図なのだろうが、せっかくブラピを主演に据えながらジェシーが描き切れていなかったような気もする。一方のケイシー・アフレックも、惜しいところでジェシーを裏切るに至った心情を表現しきれていなかったように思う。実際の年齢よりもずっと若々しく見え、ちょうど兄のベン・アフレックにスポットが当たっているときなので彼に関しては興味深く見ることができた。
 
 
 
 
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