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大雑把な設定を言うと、イケメン皇子二人が平凡な主人公と関わる話です。皇子さまと一般市民女子なんて、少女向け作品では昔から使い古された設定ですが、日本という舞台だからこそ、インパクトがありました。今まで、あるようで無かった作品だと思います。
 
 連載が始まった当初雑誌で読んだときは、前作とは雰囲気が大分変わったなと思いつつしっかり読んでなかったのですが、好きな作家さんなので1巻は買ってみようと思い、纏めてきちんと読んだところ素直に面白いと感じました。次巻も迷い無く買いだと思いました。
 
 主人公つなぐは、良く言えば、物事の長所を有りのまま素直に受け入れることの出来る人間です。しかし他人から見ると、良い事ばかり言ってる八方美人ように見え、自分がない人間と思われがちだったりします。
 そんなつなぐが憧れるのは、国の象徴である「皇子さま」。
 ある日、つなぐの学校に転入生がきて、その人が皇子さまにそっくりだというところから話は始まります。その転入生は、いつもメディアに出てる皇子の双子の兄で、彼らは仲が悪く、何年も言葉を交わしていなかった二人が主人公を切欠に久しぶりに交流持つことになり、つなぐが二人の皇子を繋げる橋渡しになるという話です。
 
 また、桃森先生はキャラクターの表情など描くの凄く上手い作家さんだと思うので、これから皇子たち、特に自分の個を抑える弟皇子が主人公つなぐにどのような表情を見せていくのかと思うと、これからの展開が凄く楽しみです。
 
 設定としては、双子皇子の片割れをどうして国民がほとんど忘れてるのかって部分は突っ込みどころになるかもしれませんが、親世代の記憶にはあったとしても、メディアに出てたり個人的に調べたりしない限りはわからないものなのかもしれません。この作品内での『皇家』(読みは「こうけ」でなく「おうけ」)は、国民的象徴という名のある種アイドル崇拝的要素が強いので、表に出ない人間は国民の記憶に留まってないのも案外普通なのかもしれません。
 
 ただ、面白い作品だとは思いますが、設定が設定なので、人気がないから打ち切りといったような単純な心配以外の部分で、個人的には不安要素がある作品です。
 
 
   
とにかく今回も胸がキュンとなること間違いなしです。誰もが初恋に限らず、恋をする時、感じているだろうという気持ちが、
 すごくうまく描かれていて、切なくて甘い。
 「あぁ、こういう気持ち、あるよね!」って共感できる。
 今回の巻では、イブシが劇的な変化を見せます。イブシの心が、だんだん丸くなっているのかな…?
 そしてちゃーちゃんもだんだんと前向きで、
 チロが迷っている時に良いこと言います。
 ちゃーちゃんも心がずいぶん成長したように思えます。
 チロとハシモトは…というと、ものすごい進展が!! ちなみに後半に、ハシモトがチロに告白するまでの「ハツカレ ボーイ・ミーツ・ガール」があります。
 これは本当に、ハシモトがどれだけチロを想っていたのか…
 というのが描かれていて、胸がキュンとなりますw
 ハシモトのアングルから見た、物語の始まりまで。
 とてもほほえましいですw
 次の巻が待ちきれない!
 
 
   
今回は前半のお話よりも後半のお話がよかったです。ハシモトくんもチロも成長したな‥‥と思いました!!いろんな体験をしながら、二人で成長している姿を見ているとなんだか、かわいらしくって仕方ないです。そうやって皆成長していくのかなぁ??って思って。最後あたりのバイクでとばしてきたハシモト君、めっちゃかっこいい!!次巻が最終巻になるみたいですね。最後、どれだけ成長した二人に出会えるか楽しみです。
 
 
   
ハシモトくんとチロ、お互いを思いやるからこそのじれったさと遠慮。でも、、確実にわがままに自分の欲というものを出していっています。
 だんだんきれい事だけでは済まされない感情を知っていく、
 その入り口にきたような感じです。
 距離を近づけていくのはハシモトくんとチロだけじゃなくて
 ハシモトとイブシというまったく友達でも何でもなかった二人が
 これまた男同士の分かり合いを深めていく。
 同じ人を好きになった者どうし、彼らもまた
 時間をかけてゆっくりと、その関係を変化させていっています。
 
 
   
もっと変に宗教じみたり政治的なのかと避けてましたが読んでみたらぜんぜんそんな事なく分かりやすかったです(話としては簡単構造です)
 でも普通に皇家(皇室)をすごいと思えたというか、感謝しないといけないなと思いました
 政治じゃなくて祈りが中心なんですね
 でも実は内情いろいろ大変なんでしょうね
 映画の英国王のスピーチで「どうせ株式会社王家だ」と国王が自虐するシーンを
 思い出してしまった(別に同じではないけど)
 国王(このマンガでは皇子)も人間なんだよねと思った感じが似てます
 主人公は自分より他人を優先したり無私っていわれても
 それも自分の個性というか欲望といえる気がしますが…
 自分を出すことより相手を尊重してたてる精神
 色々知らなかったのでこういうことがあるんだなと思いました
 今回皇子がかわいかったので
 次はもっと主人公に振り回されてかわいい皇子がいい
 どっちもな主人公だから両方の皇子とつきあうくらいの展開を期待
 あと1巻なみにコメディ部分をもっと増やしてほしいです
 プリンスより皇子の方に焦点を当てた方がいいと思います
 早めに皇子と結ばれて身分違いの恋愛を中心にした方が少女マンガとしていいと思いますが
 タイトルからしてどっちかと結ばれた時点で終わるのかなという気もします
 
 
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