GBA版FEシリーズの第一作。
スタンダードなシステムと豊富なユニットの加入がある、FC版一作目とそのSFC版リメイクのパターンを素直に踏襲した作りになっている(事実現行GBA3作中最もキャラが多い)。ストーリーも素直に王道。敵の親玉が屈強さと人間的な影の部分を併せ持っていたりと重厚なところを見せ、単純な勧善懲悪ではない深さを与える。SFC後期のような武器だけではなく地名やストーリーの骨格と名称までも北欧神話やアーサー王物語からの露骨な引用(SFC後期はこれだけが悲しかった)をしてくる節操のなさを抑えているのもいい。かすかな余韻が残る大団円はストレートに感動を与える。次作の「烈火の剣」をプレイしてからもう一度やると、物語への感慨がさらに深くなること必至である。
難点としては、今となってはシステムの細かいところが少々不親切な部分が多い(支援会話の発生条件が後の作品とは違ったり、後で見られない)、キャラの成長度が後の作品に比べて低めである、難易度が後の2作に比べ少々高い(難易度が高くなる理由はプレイヤーがある二つの施設を多用しすぎるからだと思うのだが…)、支援A関係になったキャラのペアENDがない、最終決戦に参加したキャラとそれ以外のED紹介の格差がものすごい、などがある。
しかしゲームの面白さ自体はなんら落ちない。そんなことは些細なことと思える全体的な質の高さは全ゲーム機を見渡してもまだ健在。システムだけ(強調)最新に作り直してリメイクしてもらえれば、一度やった人でもまた買いたくなる質の高さを誇る。それを期待している人は結構少なくないのでは。え、私?そうなったらもちろん買いますよ。
所謂、マップ攻略の攻略本ではなく、タイトル通り、 「如何に深くファイアーエムブレムの世界を歩き尽くすか」 というテーマで、通常なら不要な遊び心も試している本です。 例えば、仲間にしたキャラクターを全員Lv.20にしてクリアする、 そういった方法などを真面目に扱っています。 遊び尽くしたい人には、読み物、或いは情報本として面白いです。 只、前作の「封印の剣の歩き方」に比べますと、 重複する内容もあるせいか、少しパワーダウンした印象があります。
FE封印の剣の攻略本の中では1番いいものかもしれない。敵がここにいて、何持ってて、何ターンに増援来て…でも以前のFEの攻略本の質に比べれば並程度ですね。 秘密の店の場所も載ってない、成長率パラメータは信用できていいのかわからない(各攻略本ごとに、ユニットのパラメータ上昇率が違うってなんでだ?)。攻略もいいところが抜けている。 でもこの本が1番いい。
え?寒い?ダメなの? いやいや、そーじゃありません。 素晴らしすぎるのです! ゲームもさることながらの素晴らしいBGM。 さらに素晴らしすぎるCMソングのフルヴァージョン! FEが心底好きな人なら きっと悪寒が走るはず! 少なくとも僕は 寒くて震えっぱなしでした。 封印の、 あの時の悔しさや 喜びが音楽で完全によみがえります。 是非一度きいてみるべきです!
マニア垂涎の一冊。烈火と封印の登場した全部のキャラの立ち絵が見られ、支援会話が全部見られ、ついでにオリジナルCDまでついているといういたれりつくせりの感があります。 特に今まで各種攻略本に掲載されていなかった各キャラの全身図はよかったです。小道具やいでたちだけでいろいろ想像が膨らみます。 さらに支援会話はなかなか出せないものやこんなもんまであったのか? みたいなのまで全種掲載されており、これを読み込んでいるだけで一ヶ月は想像が楽しめます。ゲームの間の時間差を考えると、特に楽しいですよ。 まさにマニアのための一冊。FEはSFC時代までは結構この手の本が出ていたので、物足りなく思っていた自分としては満足です。
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