まずジャケが非常にカッコいいです。パンタの作品はみんなジャケが良いですけどね。私は中学時代に、頭脳警察よりも先にこのアルバムを聴いていたので、パンタというとハルとかソロのイメージの方が強いです。今聴いても全く古さを感じません。「マーラーズ・パーラー」とか歌詞がビリビリ来ますね。パンタは天才ですよ。このパンタならではの激しさと優しさは永遠でしょう。
「ブルジョアジー諸君!我々は世界中で君たちにこのCDを聞かせるためにここに公然と宣戦を布告するものである。君たちに他のミュージシャンのCDを 好き勝手に聞く権利があるなら、我々にも君たちにこの頭脳警察1を好き勝手に聞かせる権利がある」...
硬質で緻密なギターサウンドと切れ味抜群の歌詞は正にロック。内なる凶暴な情熱を極限にまでセーブしたあまりにも美しい鈴木慶一とのコラボ「オートバイ」を筆頭に全編鳥肌のオンパレード。これだけ都市と時代に密接したアルバムは他にない。時代とシンクロするパンタの臨界点。
初めて聴いた時は、あまりの《POP》さに拍子抜けしたのですが、聴けば聴くほど味わいの出る、典型的な《スルメ》アルバムです。PANTAが、頭脳警察のイメージから完全に解放された、記念碑的傑作でもあります。でも、初心者の方には、よりストレートな《ロックンロール・アルバム》である、傑作『1980X』の方が、分かりやすくて良いのかも知れません。このアルバムを楽しむコツは、《何も考えない》で、ただひたすら《音楽の波に、身をまかせること》、だと思います。
(追記:それにしても、今年(2009年)の秋に発表が予定されている、頭脳警察の9枚目のオリジナル・アルバム、楽しみですね。やっぱり、PANTAは凄いです。)
はい、このタイトルにまさに該当するのが私です。「半年間禁酒して値を下げるように」と指示されてしまいました。あまりお酒は飲まないのに・・・。結局食事に気をつけ、運動量を増やすしかないようですね。
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