シティボーイズDVD-BOX RETROSPECTIVE-CITYBOYS LIVE! [BOX1]
既にビデオで何度も見ていますが、それでもDVDを購入するだけの価値のある内容です。特に1996年公演「丈夫な足場」は必見。単独で見ても面白いコントが、舞台が進むに連れて少しずつリンクする様は何度見ても素晴らしいです。
20世紀のシティボーイズ
小西康陽のレディメイドレコードから出されたもの【では、ない】のに、
非常にレディメイドっぽい、一枚。
イタリア映画のサントラっぽくもあります。
1992年から2000年までの【シティボーイズ】のライブで使用された楽曲集。
シティボーイズを全く知らなくっても、小西康陽やルイ・フィリップ辺りの音楽が好きなら、絶対楽しめる!!と思います。(野宮さんが歌ってる曲もあるよ。)
RETROSPECTIVE-CITYBOYS LIVE![BOX3] [DVD]
上記の(「Oricon」データベースより)に誤りがあります。
この頃はまだ三木聡が作・演出をしていて「シティボーイズライブ」です。
「シティボーイズミックス」になるのは2001年の「ラ ハッスルきのこショー」からです。
「夏への無意識」で久々にシティボーイズ3人のみの公演に挑みました。
個人的には、この中の「漂流商事」がCB+三木聡の最終到達点、最高傑作だと思います。とくにわかりやすいボケ・ツッコミはないものの、3人のダメな中年男っぷりは放送禁止ではないかと思うくらいギリギリな感じがします。
シティボーイズDVD-BOX RETROSPECTIVE-CITYBOYS LIVE! [BOX2]
星4つの理由
この3本の中で、一番のおすすめは「愚者の代弁者、西へ」なのだが、
その中の、「ラジカセマンの尾行」のコントが、全面カットになってしまっている。
公共放送と、販売用メディアにおける、音楽の使用権の扱いは違うようで、
コント全体に「コンドルは飛んでゆく」がかけられていたのが、カットの原因と思われる
そもそも初期のシティーボーイズのライブが、WOWOWの放送は見越していても、
ビデオやDVD化を見越して作られた訳ではないから、こればかりは致し方ないのかもしれない。
「愚者の代弁者、西へ」において、「ラジカセマンの尾行」はメインとも言える
コントだっただけに、そのダメージは大きい。残念。
(「ダウンタウンの笑ってはいけない・・」でも、映画のサントラ部分は、
似た様なオリジナル曲に差し替えられていましたね。仕方ないのだけど、面白味が少し落ちてしまう)
テレビで見る大竹まことのイメージしかない人は、
真面目に舞台に取り組む大竹の姿に意外さを感じるかもしれない。
大竹は不真面目な悪キャラで売っている(最近は違う)が、
キ●●イキャラの斉木や、天然キャラのきたろうとくっつくと、
常識人として、まとめ役にならざるを得なくなってしまう。、
この妙なバランスが、シティーボーイズの魅力の一つになっている。
きたろう氏などは、ライブにおいて、コントを破壊する程の
致命的なトチリをやらかすのだが、それに焦ることもなく、笑いに変えてしまう
大竹の反応の早さは、さすがテレビで生きているだけある、と感心させられる。
シティーボーイズのライブには、滑稽な「陽の笑い」もあるが、
全体のテーマは「陰の笑い」に包まれている。
声を出して笑うというより、ニヤニヤしながらみる感じだ。
複数人で見ると、お互い笑いどころを探り合ってしまう事もあるので、
一人で見ることをお勧めします。