夏への扉 [DVD]
すでに25年は経過しているであろう作品です。当時オフシアター形式で公開されたため、渋谷まで見に行きました。地球へ・・・とは違い、大変原作に忠実な作画と色調で、しかも原作ではあまりにもあっけない描写であった主人公マリオンと美貌の年上の女性サラとの夏の衝撃の(いや・・笑撃かも)体験が原作を超えた濃密な場面展開で美しくかつ赤面ものの作画で描かれています。少年期の強がりの脆さと、友情のはかなさ、初恋の残酷なまでのもどかしさ、明るい初夏から心まで冷える晩秋までの少年少女たちの季節を見事に描いています。
羽田健太郎の音楽も見事です。まさに心待ちにしていたDVD化です!!
地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)
平成版の最終巻です。この巻でついに主人公が悩んだまま復習編というか逆襲編が始まり完結(?)します。時間をかけて伏線等に注意して3回以上読まないと相変わらずわかりずらい内容ですが、そこはアレですよ小説というか文学(言い過ぎですけど)と思ってじっくり腰を据えて読む事をお奨めします。絶望的と言えば絶望的なお話で、あっさり結果が出てしまうところが個人的にイマイチ。結局未来は新しい世代の子供達に全て託し(打ち切り的内容でなくちゃんと丁寧に描かれているのが中途半端とも感じたけど)、読者の想像力にオマカセ的なエンディングですから人を選びます(酸いも甘いも経験した大人向けか、はたまた理解力のある良い大人向け)、しかし未読の方は、是非読んで「地球へ…」の世界を味わうと面白いと思います。実際自分は読んでいる時かなりはまりましたので、好きか嫌いかと問われれば大好きです。読まず嫌いはかなり勿体ない作品だと思います。
アンドロメダ・ストーリーズ [DVD]
ストーリー自体は、そんなに記憶に残る感じはしませんでした。
まだ自分が話の内容に追いつける年齢で無かったかも知れないんですが。
とても印象に残っているのは、
他の方も書かれている通り、近親相姦的な部分
特にEDで手を繋いで・・・どうなってるの?これは!?みたいな。のと、
そのまたEDクレジットで流れていた、ステファニー「永遠の1秒」でした。
大人になってからレコードを入手して聴きました。
本当に良い歌なので、こちらも是非CD化して欲しいです。
お願いします。
地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)
わずか3巻ながら、その内容はとても重厚。
古典SF『スラン』にインスパイアされたこの作品は、人類と新人類、管理社会と
自然という相対するテーマを軸に、みずみずしい感性をもって描かれている。
それと同時に、これは旧約聖書の一節をも想起させる、未来の流浪の民の物語だ。
地球という「約束の地」をめざし、モーセたるソルジャー・ブルーからヨシュアたる
ジョミーへと、その旅は受け継がれてゆく。
ぜひ、読んでいただきたい一冊。