銀河鉄道999 6冊セット 13巻~18巻
思えば、私が最初の銀河鉄道999を愛したのは、中学生から高校生の頃でした。
いわば、私の青春の日々と強く結びついている良い思い出です。コミックもアニメも映画も見ました。
その銀河鉄道999の続編版がこのセットで、エターナル編といいます。
残念ながら最後まで描ききれずに未完に終わっているものの、あのメーテルと鉄郎にもう一度会えるというドキドキ感は感じ
させてくれます。銀河鉄道999ファンには、一度は読んでおくべきセットだと思います。
交響詩 銀河鉄道999(紙ジャケット仕様)
エターナルシリーズと迷うくらいとても良い音です。
古い音源はリマスタの弊害でサーノイズが目立つようになるものがたまにありますが、これもそうでした。それが残念。主題歌の音質は数あるリマスタの中でやっとめぐり合えたと思った一番好きな音質です。エターナルシリーズの劇場版主題歌の音質はいまいちでした。
セクサロイド 1 (朝日コミック文庫 ま 30-5)
人類の作った最高のアンドロイド、ユキ。彼女は、人間のできることはなんでもできる。もちろん、愛の交わりも。ユキは、同じ日本のG局に勤めるシマと愛し合っている。しかし、世界中から、日本とG局、そしてユキを狙うHなやつがたくさん来て、さあ大変!SFあり、笑いあり、セクシーシーンあり、悲しみあり、初期の松本先生の傑作です。
ザ・コクピット (1) (小学館文庫)
数十年前「戦場漫画シリーズ」として刊行されていたものを大切に保存している世代です。
このシリーズに初めて出会った高校生の頃は、「男おいどん」のにおいをプンプンと漂わせた日本モノより、
文句なしのカッコ良さを誇るドイツものが好きでした。
ですが今では、短足、三等身の「おいどん」たちがゾロゾロと登場する、日本モノの方をこよなく愛しています。
やめた。ワシ逃げるよ。
武士に二言はないというが、ワシは屋台ひきのオヤジだ。
武士でないから逃げてもいいだろ!!
「鉄の墓標」の中の一セリフですが、思わずプッと吹き出しますね。
日本モノにはこういう力の抜けたセリフを吐くおっちゃんや坊やたちがいっぱい出てくるのですが、
一見頼りないことこの上ない彼等が、どんな過酷な状況に陥っても、人をいたわる気持ちを決して忘れず、
結果的に、誰より勇敢に死を受け入れていく姿を見ると、私は涙を抑えることができません。
そこにいるのは私の父ちゃんであり、兄ちゃんであり、となりのおっちゃんです。
海兵や陸士といったエリートコースとは無縁の兵隊さんたちが戦場で発揮するつつましやかな英雄性。
それを描かせたら、松本氏の右に出る者はいないと思われます。
もちろん、現実の戦場は松本氏が描かれるよりもはるかに凄惨なものですから、
リアリティにこだわるタイプの読者には、こんなものただのファンタジーじゃないかと背を向けられてしまうかもしれません。
ですが、時にほのぼのとし過ぎているようにさえ感じられる物語から立ちのぼってくる一種独特の妖気。
こんなバカげた戦いをなんでやらなきゃいけないんだという、兵士たちの血を吐くような声は、
あの時代、心ならずも戦場に駆り出され、希望の見えぬ戦いを続けねばならなかった兵士たちが、
現実に感じたであろう生々しい本音のはずです。
物語のたたずまいがリアルかリアルでないかはもはや関係ありません。
一見おとぎ話のように感じられようと、松本氏の紡ぎだす物語は、
時に残酷なほど滑稽で、救いのない戦場の現実を、ものの見事に描き出しているように思われます。
この巻に収められている「鉄の墓標」や「成層圏戦闘機」などの日本モノも文句なしの出来栄え。
となりのおっちゃんや兄ちゃんたちの血を吐くような声は、物語を読み終えたあとも読者の胸に低く、重くこだまして、
戦争の悲惨を語り続けてくれるはずです。
交響詩 さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-(紙ジャケット仕様)
待望の2枚組の完全版の発売。1ヶ月前に予約して発売日の今日購入しました。
アナログの復刻なのでLP盤をCDサイズに合わせた紙ジャケ仕様ということで、CDの出し入れに神経を使うので、出来ればプラケースにしてほしかったところ・・しかしそんな事は聴き始めたら吹っ飛んでしまった。
HQCDの音質は予想外にいい。シンセサイザー・ファンタジーのプラスされた2枚組も購入済みですが、曲順が変更されてる。本盤はLPそのままの曲順なので、30年近く前夢中になって針を落とした頃の感動が甦ります。
4曲カットの1枚組に入ってない(6)「メーテルの故郷 ラーメタル」のイントロの美しさや(8)「黒騎士ファウスト」のジョン・ウイリアムスっぽい曲展開の見事なこと。
このアルバムは多分一生聴けるでしょう。アニメのサントラという枠を大きくはみ出してしまってる。
LP時代にこのアルバムに夢中になった人やまだこれからこの映画を観る新たなユーザーにもお勧めします。