ライヴ・イン・カートゥーン・モーション [DVD]
のっけから全開のMika、オーディエンスも見ているこちらもMikaワールドに一気に突入です。そして本人も最後までフル回転!
何かこう、現実のネガティヴなものをカプセルに入れてカラフルで楽しく面白いものに包んでドッカーンと打ち上げ花火にしちゃったみたいな爽快さ。彼の音楽に触れた人は前向きな気分に、とてもハッピーにさせられる、そしてライブではそんな空気があふれている感じ。Mika本人も凄く楽しんでいると思うし、しかもそれは決して自己満足ではない、それはもうオーディエンスの盛り上がりを見ても解る気がしました。僕は楽しいし皆もそうじゃない?そして皆が楽しければ僕も更に楽しい・・・そんな楽しい気分のフィードバックの繰り返しがこちら側にまで伝わってきました。実際にオーディエンスとの呼応も予想以上にナチュラルだったし。
抑えきれない位ステージ狭しと終始とんだり跳ねたりで所々息を切らしながらの、ひたすら全力投球のヴォーカルはこちらに考える暇すら与えない程で時にはその勢いに引き込まれそう・・・。流れ的にもよかった。スローな曲で聴かせ、カバー曲の披露はライブならではで嬉しいサプライズ。Love Todayのパフォーマンスは圧巻。Grace Kellyでは会場全体の一体感が頂点に達した感じがして合唱にも大感動!アンコールはいかにもパーティーのお開き前って感じで色とりどりの花々が満開モード、と同時にこの人なりの毒ッ気のようなものを感じました・・・。とにかく、長年の音楽修業に培われた才能と内に溜め込んでいた物とが素晴らしく融合してパッと開花したんだなぁと実感しました。
このDVDのフルのライブはパリですが、ドキュメンタリー映像のヨーロッパ各地でのライブの様子やインタビューもなかなか興味深かったです。売れる前のことや有名になった今だからこその戸惑いとか悩みとか、ツアーのことやらバンドメンバーや曲作りや自分の生い立ちなどなどを率直に語っており思わず聞き入ってしまったほど。彼のバックグランドを本人の口から多少なりとも聞いて、改めて彼の音楽の秘密に少し触れた気がしました。でもどこかしらミステリアス・・・
他にはGrace Kelly 他数曲のPVやアコースティックヴァージョンのライブも有り、盛り沢山で大満足。
まだまだこれからもとても楽しみ。またの来日も期待しちゃいます。
ライヴ・イン・パリ [DVD]
ウ〜ン、凄い!まさにこれがMIKAだっていう感じ。
前から彼のステージってつくづく異空間だなぁと思っていたけれど、今回のステージセットはいつにも増して奇抜!自分の美学への凄いこだわりが今までのにプラスされた、いわば1stアルバムのライブの集大成。
ネタバレになるので詳細は避けますが、見たら驚きますよ(笑)これが時には不気味(小さい子が見るとちょっと恐いかも)時にはおどけたみたいなで、ナンとも奇怪だけど、コンセプトがサーカスだから象徴的です。(ちなみに、ステージセットをこれにしたという感覚が、やっぱりどうしてもフレディ・マーキュリーを思い出させるんですよね・・。)
まさにサーカスを見ている時の幻惑を覚えるような異次元ワールド、単にハデとかそういうのではなくて、一夜限りの不思議ワールドを展開しています。そこでは、MIKAの音楽はこのステージにしてこの音楽、この音楽にしてこのステージ、という具合にはまっています。とても楽しい。
MIKAのエンタティナー振りはもはや堂に入っていますね。オーディエンスとの一体感というか、一人ひとりを楽しませよう精神にあふれていて、もう最高デス!ここにいた人たちがメチャクチャ羨ましいッ!前のDVDより、もっと胸が熱くなった瞬間があったのも印象的でした。時々初々しさがあったりなんかも、自然体で良かったです。
ドキュメンタリーフィルムのこのライブが出来上がっていくまでの過程は、とても興味深かったです。自分の美学への徹底したこだわりと、ライブのコンセプトを決めてそれを実現させるまでのMIKAの熱意と奮闘ぶりには改めて凄く目を見張りました。
ライフ・イン・カートゥーン・モーション(期間限定特別価格)
『Grace Kelly』を聴いてハマりました。
なんだかQUEENっぽい!?
ジャケ通り、ポップでキュートな元気ソングがてんこ盛りデス'
MIKAが好きならMaroon5もオススメ!
ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ(初回生産限定盤)
MIKAを一躍有名にしたGrace Kelly、聴けば一日幸せな気分でいられるLove Today。それらを収録した1thアルバムとは違い、この2thアルバムでは、ついつい踊り出してしまうような曲はWe Are Goldenのみとなっています。
その代わりDr. JohnやGood Gone Girl、One Foot Boyなどのように、誰かと腕を組んで森の中をスキップしたくなるようなテイストのものが多いのです。また、Toy Boy(こちらはSongs for...の方にすでに収録されていましたが)はディズニー映画を彷彿させるようなレトロポップな仕上がりですし、かたやRainやI See Youなどは何か心に迫るものがあります。
このアルバムを前作と比較したとき、これは進化や退化なんてものではなく、ただ視点が変わっただけのこと。
弱冠22歳だった青年・MIKAが、ありのままの感情を投影し、等身大の自分を詰め込んだのが前作なら、これは、大人になったMIKAが幼い頃の苦しみや悲しみ、あるいは幸せな思い出などを客観的に見つめた作品のように感じます。もっと言えば、前作は『子どもがスケッチブックに描いた絵』、そして今作は『大人が書いた童話』のような、そんな印象を受けるのです。
そこに優劣はありません。どちらも間違いなくMIKAで、どちらも私たちを幸せにしてくれるのです。
蛇足ですが、Rainの新作PVはこれまでのPVと比べても素晴らしいものとなっていますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね!
ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ~ウルトラ☆ポップ・モンスター・エディション(DVD付)
アルバム買いたいなあ、と思いつつ手を出せないでいたら
ウルトラ☆ポップ・モンスター・エディション……DVD付!!!!!!!?
もちろん即購入です。(笑)しかし届いて仰天…MIKAのインタビュー映像!
DVDの内容は知っていましたが、見てみると以上な感動が…それに、LIVE映像まで!
でもって紙ジャケットなのがGOOD!!ポップな感じします☆(笑)
デビューアルバムも大好きなんですが、(とくにHappy ending!!
今作、もうなにがなんなんだが…MIKAが成長しまくってます。
自分のコンプレックスと向き合ったというMIKA…
幼少期の頃のことと向き合って出来たサウンドは、ポップでありながらどこか現実的です。
MIKAもそんなサウンドを好んで作ったようですが、
ただ聴くためのBGM仕様じゃないことは承知の上で買っていただきたいです。
ついでに、we are goldenのacoustic ver.なかなか良かったですよ!