はるき悦巳短編全集 力道山がやって来た (ビッグコミックススペシャル)
「じゃりン子チエ」で大ヒットを飛ばす前の、70年代の作品がいくつか収録されていますが、
チエちゃんのイメージとは大きく異なるSFロマン風の「伝説」、
静かで内省的な未発表作「翔と影絵」など、
はるき氏の色々な面を見ることができる貴重なアンソロジーだと思います。
「ドンチャンえれじい」という作品では、テツやオバアはんの原型が出てきて面白いです。
何より、巻末の氏による自作解説(どういう状況で描かれたのか、など)がいいですね。
じゃりン子チエ DVD-BOX(2)
じゃりん子ワールドが堪能できる、BOX第2弾というところです。この巻の見所は、「相撲大会」「ミツルの結婚」「ヒラメの絶唱」「大阪カブの会」と見所満載です。とくに大阪カブの会はシリーズ中盤の一大盛り上がり。シリーズ中でも名エピソードのひとつでしょう。
しかし、このDVDBOXシリーズのパッケージデザインは良いですね。原作者はるき悦巳さんの書き下ろしイラストで、味わい深いじゃりん子ワールドを再現しています。
このような名作が廃盤とは悲しいですね。はやくメーカーさんが再販される事を希望します。
帰って来たどらン猫 呑んだら天国呑まれりゃ地獄編 上 (双葉文庫 は 4-51 名作シリーズ)
出だしがオモシロイし、展開もオモシロイ。ネットで連載されている頃、次が早く読みたくてじれじれしました。マンガでしか描けない、またはるき氏しか描けないマンガ。
小鉄の活躍するシリーズの三作目だけど、四作、五作目と本当に出してほしい。テイストとしては、日活アクションというか、日本映画がいちばん面白かった時代のものかなあ。読んで損はしません。
じゃりン子チエ DVD-BOX 2
BOX-1は新品で購入し、予算の都合上BOX-2は中古購入しましたが中古の方が品の状態が良くてビックリ!!
(まだ再生はしてませんが・・)やはりBOX-1の1~6巻まで観ちゃうと続きが観たくなりますねー!
懐かしい、じゃりン子チエ最高(^O^)/
じゃりン子チエ (番外篇) (双葉文庫―名作シリーズ)
じゃりんこチエは、愛読書で何回も読んだが今回の番外編が一番良いと思う.人間の行動を観察して、何気なくつぶやく猫のせりふのなかに真実がつまっているのである。 ねこの世界のなかに、人間がわすれてしまったような義理や人情がたくさんつまっていて、ほっとしたり、ほろっとさせられたりする作品だとおもう。
変な小説を読むぐらいなら、この本を読んだ方がよっぽど得るものがあるきがする。