
あなたもマンガが描けるComicStudio Ver3.0公式ガイド
漫画のノウハウを持っていない人がコミックスタジオを購入して漫画を作成する事を目的にしているのか、ネームの作り方などの説明にページが多く割かれています。
テクニック本というよりは入門書といった感じでしょうか。
コミックスタジオを使い慣れている人、マニュアルでも十分な人には不要の一冊ではないかと思います。

あなたもイラストが描ける ILLUST STUDIO公式ガイド
IllustStudioには紙の取説が存在しないので、
その代わりになる便利なガイドブックだと思います。
PDFやWEBで情報が提供されていますが、絵を描きながら、
パソコン画面を切り替えてPDFのマニュアルを読んだり、
オンラインヘルプやWEBの説明を探すのはとにかく面倒です。
でも、この本があれば、絵を描きながら手元でスグに操作法を参照できるので、
作画が中断することもありません。ソフトの機能が豊富なだけに、
(初心者の私は)途中で分からないことにちょくちょく出くわします。
調べたいときに、本をめくってパレットやツールの設定が確認できます。
この本は第1章〜第5章までが操作ガイドと各ツール・機能の早見表になっています。
そして最後の第6章が4人の絵師さんの手によるメイキング講座です。
「少女を透明水彩風に描く」や「アニメ塗り」「ギャルゲ塗り」等々の作例があり、
なるほど、そういう塗り方、フィルタの使い方、質感の変え方があるのか、と勉強になりました。
ソフトの操作はこの本で学び、絵の描き方・構図のとり方は、
たくさん刊行されている作画技法の本の中から、自分の作風に合ったものを
選べばいいと思います。

先輩絵師に学ぶ作画テクニック ILLUST STUDIO公式メイキング講座
Illust Studio使わない人には後々読み返したりはしないと思います。
Illust Studioこれから使うよ!ていう人は購入してもいいと思います。
ちなみにこれでパースの勉強はできないです(あくまでツールの使い方の本)。
パースの勉強をするなら Perspective Made Easy by Ernest R. Norlingがお勧めです。

デジタルまんが素材集 デジアシさん(DVD付)
マンガ特有の背景、アミ点トーン、フラッシュや掛けアミ素材を収録した素材集。すべてモノクロ。TIFF、PNG、JPEGなどの汎用的な形式から、Photoshopブラシ素材、ComicStudio用素材まで、いろいろな素材が収録されている。
しかし、解像度は600dpiでサイズも小さい画像もあり、同人誌にはよいが、1200dpiの商業誌には使えないと感じた(600dpiのフローもあるが)。
また、写真を2階調化した素材が628点と多いものの、2階調化した写真背景は作家の絵柄によってはまったく合わないため、線画+トーンの背景素材のほうが汎用性があったと思う。
ドットのアミ点トーン素材もpngで収録されているが、ネットにあるフリー素材やComicStudio・Photoshopでできるもので十分。
フラッシュや掛けアミの素材もついてくるが、ComicStudio素材ならソフトについているもので困ることはないだろう。
使えそうだと感じたのは、遠景用の建物線画素材(マンションなど)。線画のため昼・夜問わずトーン処理をして使えるし、重ね合わせていろいろな風景をつくることができる。
点数は多いが、使用する作家の絵柄によってはほとんど使わない、ということもありうる。自分の絵柄と合う素材があれば買いだと思うが、マンガ用と記載がなくとも使える素材は無料・有料問わずたくさんある。
ちょっとしたコマをうめるために1コマでも時間がおしいときに備えて買うか、小説書きがカットとして使うとよいだろう。