アニメーション映画生誕100年記念作品 Tokyo Loop トーキョー・ループ [DVD]
気になる作家が何人も入っていたので買ってみた。
とても面白い!すべて新作。豪華です。ラインナップは、
佐藤雅彦+植田美緒、田名網敬一、清家美佳、大山慶、
しりあがり寿、束芋、宇田敦子、相原信洋、伊藤高志、
しまおまほ、和田淳、村田朋泰、古川タク、九里洋二、
山村浩二、岩井俊雄。
特に面白かったのはまず
佐藤雅彦+植田美緒。
そして美術館でも展覧会を開催している束芋、村田朋泰。
やっぱりセンスがいいし、すみずみまで行き届いていて、
ずっと見ていられます。
しりあがり寿ははじめてアニメーションをつくったようだけど、
「ばかばかしい」センスと笑いのセンスにたけているので
十分面白かった。絵も動きもシンプルなのに。
山村浩二も、いつもより時間がなかったとコメントしてますが、
やっぱり「見せる」ことを強く意識して質が高いです。
DVDのほかに、セットでコンパクトな本もついているし、
全般的に質が高いのでとてもよい!と思いました。
まほちゃんの家
しまおまほさんとは丁度同じ世代です。それを考えると、「お風呂も水道もなかった」エキセントリックな家で育ったまほさん、ご両親のポリシーを感じます。おばさんのマヤさんとの交流、人の死について思うこと、失恋、本当に繊細な人だなと思うと同時に、冷静な観察眼はさすが!と思いました。高校生のときにお昼の45分をどうやって過ごすか悩んでいたあたり、ああ、普通の高校生(そしてクラスに一人、そういう人がいるかもしれない)の夢破れた雰囲気がよく出ていました。
これからもエッセイを読みたいです。漫画で読むより人柄がしっくりとよくわかりました。
タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~ (仮) [DVD]
元となったラジオのリスナーなので半分御布施の気持ちで購入しました。
噂通り古川さんの演技に呑まれてしまいましたし、笑える部分もあったのですが、
作品としては完全にファンのみに向けたものだと感じました。
カメラワークなど映像の中途半端さ、ストーリーの杜撰さなどはファンなら笑って済ませることが出来ても、
一見さんが見たら白けてしまう部分だと思います。
作りをしっかりとした上ではじめてくだらない箇所や素人演技も笑えるのだと思います。
ラジオ番組の映像化という希少な機会だったので作品単体としてももっとクオリティを高めて欲しかったです。
しまおまほのひとりオリーブ調査隊
今は休刊中のoliveの名物連載だった、あの「ひとりオリーブ調査隊」が本になりました!
コーネリアス、市川実日子、アラーキーなどなどのサブカル界の神様みたいな人たちや
かわいい雑貨たち、おいしいおやつたちを調査(というより一緒に遊ぶ?)して、
しまおまほ独自の視点からゆる~くレポートしています。
元・オリーブ少女じゃなくても↑このへんがお好きなら、十分楽しめると思いますよ。
書き下ろし(調査下ろし)ももちろんあります。