う(3) (モーニング KC)
元々扱うテーマが狭いためか、
今回は主人公のウンチクやこだわりの話より、
中国香港のウナギ料理、名古屋のひつまぶし
など定番のウナギ料理とは別の料理の紹介を
をメインに扱っています。
ラズウェル氏の作品はマンネリ化していると
最近は言われますが、私は料理方面には疎いので、
個人的には二巻よりは楽しめました。
大江戸食べコロジー (SPコミックス)
まるで2チャンネルの管理人のような顔の主人公(侍)が、家出をして庶民と暮らすストーリー。町人たちの生活の知恵を学びながら、夢をかなえる。
冷蔵庫が要らなかった理由が一番面白かった。
野球場で飲み物や食べ物を売って歩くや車内販売のひとのように、一日中誰かしら何かしら長屋を行き来しているので、ほしいときにほしいだけ買えばよくとりたてて貯める必要がなかったという便利さ。
貯めることがなければ、そりゃ、金は天下の回りもの、とノー天気でいられる。この世間知らずのサムライのように誰でも、貯めなくても安心して暮らせる世の中が出来れば、江戸のような平和がおとずれるのかも。
酒のほそ道 29 (ニチブンコミックス)
タイトルの台詞が何巻か忘れたけどどっかで宗達が言ってましたが、
これは作者の漫画に対するスタンスにも感じられるところがあります。
いつ見ても同じそこそこのレベルのものが載っている、大当たりもないが
ハズレもなく安心して読むことができる、そういうものを目指しているのでは
ないでしょうか。
短篇集などはあまりの適当さに辟易することもありますが、少なくとも
酒のほそ道ではがっかりさせられたことはありません。
絵柄に関しては、確かに変化があり麗ちゃんにちょっと魅力がなくなったかなあ
とも思いますが、上述のような短篇集のひどさに比べればレベルは全然
保たれています。
う(1) (モーニングKC)
ウナギの食べ方のこだわりに加えて
ウナギを食する方の心情とか、
婚約者とのウナギの食べ方の違いに困惑するとか、
ウナギを中心に、とても良く人間模様を描いていると感じました。
食事の場面は本当に美味しそうです。
この本を読みますと無性にウナギが食べたくなりますですはい。