殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE 0 [DVD]
原作を読んでから見ました。
イチの人物像がよく描かれています。
何より鈴木千尋さんの演技が秀逸!あんな声が出せるんですね…。
ぴったりハマッていますし、イチがリアリティのある少年になっていて凄いです。
作中のセリフをサンプリングしたエンディング曲も耳に残りますね〜大好きです。
スタッフロールで出てくるイチの調査報告も興味深い。
この報告書の中では「蛙の解剖は存在しない」と書かれており、弟も存在しないことになっている?
何故だろう…。妄想だったんでしょうか?
相当な変態っぷりですが、何故か惹かれる作品です。
図解トレーニング 身体意識を鍛える
高岡氏の体育理論の研究は膨大な範囲にのぼる。著作も多く、その内容もストレス解消やダイエットに主眼を置いた一般向けのものから、かなり学術的なものまで様々だ。そんな多くの著書の中でおススメなのが同じく青春出版社から出ている「身体意識を鍛える」だ。現段階での高岡理論の全体像をわかりやすく解説した良著だと思う。
この「図解トレーニング身体意識を鍛える」は前著をふまえ、より実践しやすいように詳しく解説した姉妹版である。タイトル通りイラストや写真が豊富でビジュアル的に理解しやすい内容になっている。
自分の身体意識の発達の程度をチェックでき、それに合わせたトレーニングができる本著は理論編の前著と合わせて読みたい名著だ。
DVD恐怖劇場アンバランスVol.6
第11話「吸血鬼の絶叫」は『怪奇大作戦』の勝呂誉の主演ですが、陰のない好青年が売りの勝呂が闇と血を題材にしたホラーの主人公というのは無理があり、ご本人もどういう演技をしていいのか図りかねている印象です。『ウルトラQ』と『ウルトラマン』で物静かで理知的な科学者を演じた富田浩太郎が、不気味なメークで衒いもなく吸血鬼役を楽しんでいるのと好対照です。また『ウルトラマン』の「バラージの青い石」でエキゾチックな美女を演じた弓恵子の素顔が見られるのも、ファンには興味深いかもしれません。第12話「墓場から呪いの手」は冒頭いきなり山本耕一が包丁で死体を切り刻む場面から始まってギョッとさせられますが、殺した女の手首に復讐される陰鬱な主人公に山本を起用したのは成功しています。ホラードラマとして上質の仕上がりで、満田かずほ監督の演出力の幅の広さに敬服させられます。第13話「蜘蛛の女」は本シリーズの中では最も猟奇性の強い作品で、初放送順が最後に回されたのも納得です。強面の今井健二を顎で使う一方で優男の佐々木功をペットにする八代万智子の妖艶さが見事で、『マグマ大使』であの江木俊夫の優しいママを演じた同じ女優さんとはとても思えません。本当に、女は化けますねえ。DVD最終巻に収録されたこの3本はそれぞれ制作上の2,1,4番目に当たる作品で、本番組が「子供には絶対見せられない」強烈なホラードラマを目指していたことがわかるとともに、撮影時期が真夏であったことが劇中にそのまま反映しているので、寝苦しい夏の夜に見るのが最適かと思います。なお1993年にKSSから発売されたLDボックスのディスク7には、各話の代表的なシーンを集めて作った番組告知CF(30秒ヴァージョンと15秒ヴァージョン)が収録されていましたが、今回のDVDにはとうとう未収録で終わってしまいました。残念!
殺し屋1(イチ) 1 (ヤングサンデーコミックス)
このマンガはいろんな人に読んでもらいたいですね。
内容はラブストーリーです。
絶望を感じたいマゾヤクザ垣原と
究極のサゾ、殺し屋1との愛の過程を描いています。
SとMとの利害関係をここまで深く描ききったマンガは
ほかにないと思います。
マゾヤクザ垣原の願望は叶えられるのか、そして行き着いた
絶望の先には何が待ち受けているのか。
二人の究極のラブストーリーをご覧ください。
ホムンクルス 14 (ビッグ コミックス)
頭蓋骨に穴を開ける手術を受けてから人間の本当の姿(らしきもの)が見えるようになった主人公の名越。この名越という主人公の名前も精神科医の名越康文氏と著者が対談したところから考えたようですが… そんなこのホムンクルスも8年くらい続いていて自分も読み続けています。
今回14巻では昔付き合っていた(かもしれない)女の正体をあばく試みをする名越ですが、女の正体がわかりそうに なったところで女は逃げてしまいます。と同時に名越の過去も描写されます。学生時代名越は自分の容姿にコンプレックスを持っていて、それが学歴や出世欲といったエリート意識に拍車をかけていきます。そしていい大学に入り上流企業に入社し一流企業社員でライバル企業を次から次へと叩き潰していくような優秀な社員、いろんないい女を抱いたりバリバリの勝ち組人生だったのですが、自分が潰した企業の社員がホームレスに転落しているのを目撃してから…
名越はそれ以降どこかで弱い人間の気持ちが見えてしまい、仕事に身が入らなくなりエリートの道から外れてしまいます。そしてホームレスになり1巻以降のあの公園へと…
その後、現在はホームレスをしているが以前はコックだったという髭の男の正体が見れてしまいます。そいつも自分の嫁を亡くしてから自暴自棄になり後輩をナイフで刺してしまい1年の懲役になってしまいますが、嫁との間に残された娘がいて…それに気が付いた名越が娘の大切さをその男に説教…と山本作品にしてはめずらしい感動的な終わり方をする14巻です
この漫画は派手ではないのですが心理的描写がとにかくうまく、前作「殺し屋1」は先述した精神科医の名越康文氏と打ち合わせをして作ったというほどあって過去のフラッシュバックと現実のクロスオーバーがすごかったですが今作は名越さんとは打ち合わせないようですが今作も相変わらず凄いです。いつも抱いたもしくは抱こうとした女の過去を暴こうとして隠れたエピソードをを引き出してくる描写が興味深い。あの辺は精神科医の名越さんが見え隠れするのですが…
漫画家には天才的な人がときどきいますが、この本の著者の山本英夫氏も天才だと思います。なにかと人の心の裏を暴こうとする…少し危険な男かも知れません。個人的に 6,7年前CIRCUSという雑誌に載っていた山本英夫interviewがかなりのダークでしたがめちゃくちゃ面白かったです。