なぁゲームをやろうじゃないか 1 (アフタヌーンKCデラックス)
ゲームを紹介する記事の四コマ漫画欄から独立した作品。
玉吉氏と担当M上氏は一応ゲームのタイトルからひねり出したダジャレに沿って行動しています。
いますが…
とりあえず、「ゲーム紹介漫画」ではないです(一応紹介する欄は設けられていますが…)。
はっきり言ってしまえば、「なげやり漫玉日記」ですね、これ 笑
「漫玉日記」シリーズには「防衛」「幽玄」「御緩」の三つがありますが、
「幽玄」の初期あたりのノリを考えていただければ大体間違いはありません。
はまる人はとことんはまってしまう中毒性は健在です。
「しあわせ」「漫玉日記」以外の玉吉作品を未読というかた、是非ご一読下さい。
御緩漫玉日記 3巻 (Beam comix)
正直 前二作の読後感と違う疲労感が起きる作品。全体的に白が少なくベタが多く 雰囲気は全て暗く感じる。昔の逸話の部分だけが明るく書かれている。総じて感じられるのは「鬱」だけではなく「離人症」の症状と思う。最後になると明らかに自我が二分されており「多重人格障害」の好例となる。恐らく鬱屈した自分と交代する自分が出現してしまったのかと思う。西原理恵子氏のように「共依存」となれるパートナーでも有れば まだ良いが、このまま自分だけで この症状と戦い作品を書き続けるのは自我崩壊に至る道である。既に作品に対して違和感が感じられ今までイジっていた編集長でさえ殆ど書かれていない。自分の事だけが精一杯という感じがする。このまま自分一人で戦うのは危険過ぎる。是非精神科のカウンセリングを受け、元気な姿で次作を書いて欲しいと心から願う。
幽玄漫玉日記 4巻 (ビームコミックス文庫)
中年おっさん不条理ギャグ日記漫画である。なんと言ったらいいのか、この漫画ほど反則的なおもしろさを持った漫画を私は読んだことがない。作者の日記漫画であるが、ネタのためなら何でもやるぜ的な部分に、目からうろこが落ちる。読めばあなたも玉吉ワールドに引き込まれるかもしれない。
御緩漫玉日記 (2) (ビームコミックス)
脳内彼女の白鳥さんが突然出てきたと思っていたらそのまま準レギュラー化。
フィクションなのかノンフィクションなのかいつまで経ってもその境界線が分からないでいます。
突如姓名判断の話の流れのままその場の思いつきで、
奥村勝彦に改名してエロ漫画を描き出したりと玉吉節は健在。
ファミ通の四コマまで改名する念の入れよう(笑)
不健康漫画家の地位を改めて固めたようなボロボロな生き様。
このままこのような作風で突き進む不安とまだ玉吉生きてるやっていう安堵感を乗せてコアなファンを引きつれひっそり連載中。