羊たちの沈黙 (特別編) [DVD]
FBI訓練生クラリスがレクター博士に合う場面。
レクターが立って彼女を迎えているのに驚いた。彼女を見て立ち上がったのではない。
初めからわかっていたの!?エスパー!?(後に音声解説で納得。)
最初から全力全開で博士の恐ろしさを堪能させてくれます。
この後の質疑応答の場面も博士のいかれぶりが素晴らしい。いかれぶりと書きましたが、
IQはずば抜けて高いのですが、使う方向が邪悪です。
博士はそんな人なんだなあと思いました。
事件の犯人もかなりのサイコっぷりを見せてくれます。
最初見たときは小学生でよく分からなかった。怖いというからなんだよと思いましたが、
しかし、分かるほど賢くなくて良かった。
分かったらあまりのおぞましさに夜寝られず、人間不信に陥り、
精神的にいびつな青年になっていたかもしれません。って言いすぎかもしれませんが。
レクターの異常性、クラリスのまっすぐさが渾然一体となって
ものすごいきらめきを放つ映画になっています。
とはいえ、精神的に来る映画です。見る人を選ぶでしょうが、
この演技力、演出、脚本、編集は見事。17年たった今でも充分見れます。
ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)
塩野七生さんのローマ人の歴史物語文庫本の第4巻です。ハン二バル戦記の中巻です。カルタゴの名将ハン二バルが、像を連れながら、スペインから、まさかのアルプス山脈越えをして、北イタリアから侵攻します。イタリア南部に籠りますが、次第にローマの持久戦作戦により、分が悪くなっていきます。カルタゴ対ローマの存亡をかけた戦いのエピソードが描かれています。歴史というものを感じます。大変面白いシリーズで、飽きません。
羊たちの沈黙 [Blu-ray]
ジョディ・フォスター(クラリス・スターリング)とアンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター)のサンスペンス・ホラー。
ハンニバル・レクター3部作の2作目というポジションになっています。
FBI訓練生と元精神科医とのやりとりが見ものです。鋭い洞察力を持っているレクター博士の存在感がすさまじいです。
収容されているにも関わらずそのオーラといったらなんでしょう。
そのオーラに負けじと応戦するスターリング捜査官も素敵です。
まさにジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスがこの映画を演じたからこそ
ここまでの名作となったといっても過言ではないです。
ホラー要素が強いのでちょっと刺激の強い描写があるので弱い方はご用心。
キネマ旬報 2007年 5/1号 [雑誌]
阿部寛特集非常に良いです。最近「大帝の剣」や「アジアンタムブルー」、「トリック」などの映画や「ドラゴン桜」、「結婚できない男」などのいろんなドラマで俳優としての個性を出している
阿部寛。 彼自身の役者としての5年後、10年後がどういう個性を持った役者になるのだろうと思うと楽しみです。これからの日本映画界を背負って立つ俳優さんの一人であることは間違いないのですから。これからも映画を中心にいろんな作品での活躍を祈っています。
Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)
1949に1eが出版されて以来, 62年間で17回の改定を経た18e.
先人の知識の累積を手に入れることができると考えると, 安い買い物です.
(数年後に出る日本語訳は恐らく3万前後すると思います)
内科学の教科書としては唯一, 人から薦められます.
世界中で使用されていて, 特に母国語の医学書がないような国では原書で用いられているからか、英語は読みやすいです.
全体としては膨大ですが、各項目の量は適切で, 1 Chにつき大体20, 30分程度で読めます.
項目が多すぎるせいか目次は結構雑なので, 体系的に学ぶというよりは辞書的な使用法が主になりますが, 的を絞れば通読も無理ではないと思います.
各科の専門書には敵わないところは当然あるので, 教科書という域は脱しません.
対象読者も, 内科医が専門外のことで調べたり, あとはGPやスーパーローテ/ポリクリ中の研修医/学生でしょうか.
持ち歩きには向きません: 大きく重いうえ, 分冊間での参照とかあるので2冊一緒に用意しておきたいです.
各部の色分けなんかは17eのほうがきれいだったと思いますが, これは見た目の問題ですし人それぞれですね.
Rx部全体に黄色い網掛けが入っているなど、アクセスのし易さは向上しています.
DVDは何個か見ましたが, 実技はNEJMのビデオ講座のイメージです.
内科疾患で外科的治療もある場合, もう少し触れていてほしいと感じたことはあります.
本棚で眠らせないようなるべく頻繁に参照するようにしています.