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樹液すする、私は虫の女 (ABC SUPER BOOKS)
あの鳥居みゆきさんも敬愛するミュージシャン、
戸川さんとこの純ちゃんの、本格的エッセイ集です。
もう一冊「戸川純の気持ち」という本もあります。
あっちよりこっちのほうが濃厚です。
(ただしビジュアルではあっちがちょい上、です)
どっちも読んでください。
この人は、カリスマ視されすぎて、
自殺騒動などまであって、変に祭り上げ
られたり、否定されたりですが、
本人はいたって冷静。
非常に真面目・真摯でありたいと考えて
生きていることが、2冊の本でよっくわかります。
いわゆる、アーチストの感受性垂れ流し、
本人に興味ない人が読んだらゴミ、
みたいな本ではありません。
どっちかつーと、戸川さん否定派に読ませたいな。
まあ、これだけ年月たって今さら、ですけど・・・。
戸川さんは色んな事、一所懸命考えてアナーキーなんだよ!!
と、知らしめる一冊です。
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戸川純 TWIN VERY BEST COLLECTION
マンガ「幽遊白書」(冨樫義博作)の一節より。
妖怪ハンターが妖怪を追い込みまさに命を奪おうとするとき、
その妖怪が殺すのを一日待ってくれと言う。
なぜかと妖怪ハンターが問えば、
「明日放送される、夜のヒットスタジオに戸川純が出るから」だという…
エンターテインメントの枠の中で大衆娯楽にこびるか、
それとも自分の芸術性を追い求めるか。
そのはざまで揺れていたと思われる冨樫氏が、
戸川純にシンパシーを感じていたとしても不思議ではない。
音域も狭く、歌は決してうまいとは言えないが、
コンセプトの立て方のうまさと、ファッションを含めて自分を見せるセンス、
発言や行動の独自性、それらの複合により逆に歌そのものへプラス作用させるなどは、
プロデューサーがいたもののほとんど戸川自身の才覚によるものだろう。
倖○や、あ○を見てると、「戸川純がすでにやってたことでしょ」と思ってしまう。
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何度も店じまい 今夜で店じまい 3rd SEASON (DVD-BOOK)
大人向けのバカバカしさ満載!
ほとんどの作品が下ネタ・スカトロのオンパレードですが、知的な要素も散りばめられています。(ホントか!?)
往年の名作「スネークマンショー」「ウゴウゴルーガ」、はたまた「サラリーマンNEO」等がお好きな方にお薦めします♪
洒落の分かる大人の女性と一緒に観ると、二人で爆笑しグッと距離が近くなること請け合いですが、そうでない相手の場合は決して観せてはいけません!
ましてや付き合いたての彼女に観せた日には、翌日から距離を置かれるのがオチでしょう。
一人でひっそり観るのが無難な選択ですが、この作品を共有できる相手がいる方は幸せ者です♪
個人的に好きな作品は、琉球2作品に「襲名披露」「小野妹子」「キスで 妊娠」、忘れちゃいけない名作「バスト占いの歌」ですね♪
次回作も絶対に買います!
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We Wish You A Merry Christmas
みんながお洒落ぶって通ぶって、カッコつけてた80年代を象徴するような(?)
変化球満載のクリスマスアルバム。
ピテカントロプスあたりにたむろしてた人種は、これ聴いて
「悪くないね」なあんてスカしてたのかなあ、なんて
意地悪な事も考えてしまいます。
この企画90年代や今なら同じ面子でも、もっと素直に楽しい内容に
なっていたんじゃないでしょうか?
豪華メンバーがもったいない、惜しいアルバムです。
そんな中でただ一人、直球勝負を挑む伊藤銀次さんの
「ほこりだらけのクリスマスツリー」が素晴らしい!!
銀次さんはクリスマスアルバムもありますが、そこに入っているどの曲よりも
スバラシイ。
発表当時はこんなストレートな曲、こんなメンバーに混じってカッコ悪い、
と思われた気がしますが、銀次さんのこの曲が一番年月に古びずに聞こえて来ます。
銀次さんファンは自分へのクリスマスプレゼントに是非どうぞ!!
他の曲も駄作な訳ではないのです。構えてしまっている感じがするだけで・・・。
銀次さんとは真逆そうな立花ハジメさんも、違ったスタイルで素直。
あと、ジャケットがいいんですよねえ・・・。
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TOUR-LIVE ’85~’86 [DVD]
純ちゃんのビデオは全部持ってました。
人それぞれだ好みはあると思うけど、
私はこのDVDのビデオを一番よく繰り返し観ていました。
一番お気に入りのビデオです。
私はリアルタイムでライブに行けた年代ではないので
実際にこのライブを見れた人が本当に本当に羨ましかったです。
純ちゃんの楽しそうな笑顔が眩しいです。
歌声ものびやかですばらしいです。
名曲ばかりなのでちょっと再生すると、止められなくて
結局最後まで観てしまうということがよくありました^^