[同人PCソフト]東方神霊廟 ~ Ten Desires.
ノーマルまでクリアでの感想です。
敵を倒すと出る神霊を集めることによってエクステンドしたり、
ボムが増えたり、トランス(無敵タイム)したりするシステム。
星蓮船のベントラと同様、
『パターンを組んで積極的に神霊を集めないと辛くなる』のが特徴です。
その辺りはやっていて窮屈というか、精密性を高めないと事故りやすいのが
辛いなぁと……。
例えばエクステンドしないとクリアが辛いので、エクステンドするようパターンを
組むわけですが、それによって事故率が高まるというスパイラルに陥りやすいです。
アイテムと違い、下で待っていれば降ってくるというわけでもなく、
また大量エクステンドというわけでもないので、
時に大胆な回収パターンを組まないといけないのが原因だと思います。
難易度を抑えたけれど精密性は要求される、という点が
多少ちぐはぐな感じを受けるかもしれません。
ただしこれは悪いと言い切れるほどの部分ではなく、
あくまで合う合わないの話だと思います。
個人的にも時折窮屈に感じましたが、つまらないとは感じませんでした。
自機についても今回はバランスが取れているような感じを受けました。
ただちょっと霊夢の性能が残念かな……?
火力がないのは早苗も同じなのですが。
クリアを目指すなら魔理沙か早苗を使うのがいいのではないでしょうか。
妖夢はとても強いですが挙動がちょっと独特です。
[同人PCソフト]東方風神録 ~ Mountain of Faith.
のちに地霊殿、星蓮船、ダブルスポイラーと続く、東方新シリーズの1発目の作品です。
使える自機は霊夢、魔理沙の2人のみで各3装備ずつの計6機体。
自機のボムはこれまでの作品のスペルカードではなく霊撃と呼ばれる使い勝手のいい普通のボムで、
Power4以下からは霊撃を1発使うと自機のまわりに付いているオプションが1つ減ります(パワーダウンします)
霊夢と魔理沙でやや霊撃の出方が違うこと以外は基本同じです。
道中の敵の配置を覚えて、安定してザコを倒せれば倒せるほど、
撃てる霊撃の数にも直接関わってくるパワーアップアイテム(赤のP)がザクザクと手に入ることとなり、
道中、ボス戦と霊撃を遠慮なくガンガン使えるようになります。
この理由からボス戦はクリア重視なら比較的短期決戦で行けます。
その反面、ボスの弾幕自体は高難度で、下手に避けに行くと霊撃の抱え落ちもしやすく、
死にたくなければ霊撃で押して行けというゲームバランスはかなり大味な感もあります。
グレイズで点を稼ぐといった上級者向けの要素も一切廃止され、新規のプレイヤーを意識した感じの作りでとにかくシンプル。
これまでの作品同様にノーマル以上の難易度でクリアするとプレイできるエクストラステージもシリーズの中では易しめです。
他の作品のエクストラがクリアできないという人でもこれはクリアしやすいのではないでしょうか?
田舎の秋をイメージしたさわやかなステージや明るい雰囲気のステージが多い中、
ショットとボムでサクっとプレイするテンポの良さが特徴でしょう。
ボスの弾幕は妖々夢や永夜抄のような色のカラフルさや派手さはないものの
ズッシリとした和風のイメージでこれがゲームの世界観とマッチしていますし、
音楽も相変わらずステージとの一体感が感じられて素晴らしいです。
ステージ道中のグラフィックも東方の作品の中でもかなり綺麗だと思います。