The Books in My Life
「世界」の不確実性を知って実存的危機に陥ったコリン・ウィルソン少年(青年)が
”生きることの意味”を見出すために読んだ読書遍歴について書かれたものです。
原題は”The Books In My Life"。
ただ本書が凡百の読書案内と異なるのは、
著者の実存的問題にどのように答えてくれたか(または問題を深化させたか)
という一貫した視点からさまざまな本(作家)を取り上げ、
著者の読書遍歴をいわば追体験しているような気にさせてくれるところです。
「超読書体験」という妙な邦題の意味は読んでみて分かりました。
著者の切り口がユニークでなかなか楽しい本です。
現在絶版になっていますが、中古品がお安く(!)手に入るうちに
読んでみては如何ですか。
IN MY ARMS TONIGHT
92.9.9リリース
オリコン9位
32.2万枚
作曲 春畑道哉
初めて坂井がマイナーコード調の曲を歌わせたら天下一品だというのを世に知らしめた初めての曲ではないだろうか?
しかし短調の曲でありながらディストーションギターを効かせたライトロックテイストの仕上がりでずっしっとした重みがある。この辺りはやはりTUBEギタリスト春畑ならではの曲作りだろう。間奏のギターも春畑らしい音階を流れるような泣きの旋律だ。
ただ織田哲郎にせよ栗林・春畑にせよZARDが演奏するとやはりZARD色に楽曲がなる所がやはり特別な雰囲気を表現力があるのかもしれない。
Golden Best ~15th Anniversary~ (通常盤)
有名人の死でこれほどまでショックを受けたのは彼女が初めてです。
90年代前半〜中盤のトップとして君臨したZARD。自分にとっても多感だった時期に、毎日のように聞いていた歌手が正にZARDでした。CDをラジカセでダビングしてウォークマンカセットで車中で聴いていたのが懐かしいです。最近はリリースペースが低下していたものの、今でもやはりZARDのCDは手元に沢山あります。彼女のニュースを聴いた時はピンと来なかったのですが、先ほどCDを改めて聴いたとき胸が熱くなりました。彼女自身シャイでメディア嫌いだったからこそ、やはり私の思い出は歌番組よりむしろCD,音盤が全てだったのです。
だからこそ先ほどCDトレイにのせ再生した瞬間当時の思い出と共に感情が抑えられなくなりました。まだ40歳であり歌唱力もピークを維持していただけに、こんな結末で聴けなくなるなんて。
人は失ってから大切さを身に染みるとはこの事ですね。
私は年齢的にももう若くないのですが(多くのZARD世代がそうであるように)、彼女の死で私自身の青春もピリオドをうったか。位の気持ちです。今は。
ファンの方はご存知の通り、坂井さんはメディアを敬遠する程繊細でシャイであり、おそらく病気の事を伏せていたのもファンの事を思ってでしょう。ZARDは曲の良さももちろんですけど、彼女自身の滲み出るキャラクターによっても楽曲が鮮やかに色づけ去れていた事も忘れてはいけません。