スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド(紙ジャケSHM-CD)
前作はレベルは高いが、ありきたりであり、特に驚く様な作品でないイメージを持ったが、
今作品は強烈でハイテンションなHM/HRになっている。
まず録音レベルが上がっている事もあるが、バズの歌力が全開であり、
バラードは切ないが艶があり、ほんとに胸が締め付けられる。
1曲目のバズの雄叫びで興奮状態に陥ってしまい、その勢いのまま最後まで楽しめてしまう。
またバラード3曲のレベルもハイレベルであり、この作品の大きな魅力である。
次作もかなり好きだが、これはズバ抜けていて、ストライクど真ん中だ。
レザレクション
“プリストの野獣”と言われた彼が帰ってきた。
この『レザレクション』があったからこそ
ロブは真にメタル・シーンに復活し、古巣プリストへと戻っていったのだ!
アルバム全編ザクザク刻むギターリフ、重厚なベースライン、音の壁を突き破るバスドラム…
そして、極めつけはロブのハイトーンでありながら太い従来の咆哮!!!
一押しは8「スロウ・ダウン」メロディアスでありながら、ズルズルのリフは
スピード・メタルとは一線を画するメタルの王道にふさわしい曲。
スピードに頼らないメロディ重視の姿勢が嬉しい。
このアルバムを聴いて心底メタル心を奪われてしまったとしたら
このアルバムのライブ・ツアーを収録している『ライヴ・インサレクション』を
是非とも一聴することをお勧めします。
まずは、スタジオ・オリジナル・アルバムである本作から楽曲を理解した上でスケール・アップしていきましょう。
Point of Entry
1981年リリース、ライブ盤を含めると通算8作目(SONYからの6作目)・・・個人的に「ブリティッシュスティール」で盛り上がっていたので、ついついこれも聴き直してしまいました(笑)。このアルバムも是非30周年記念で、再現して欲しいものですね。私にとってジューダスは「復讐の叫び」と「背徳の掟」なので、このアルバムはあまりピンとこなかった印象があります(後追いなので)・・・ビルボードでは、39位までいったそうな!!あらためて聴くと、リフ一発的でかなりソリッドそしてタイトな作りは、実はとてもカッコよかったりします・・・潔いというか(笑)。私の持っている日本盤の帯をみると、「アメリカの成功の足掛りとなった記念すべきアルバム」とあるので、なるほどと一人で納得してしまいました・・・ほとんどの曲が3分台なので、このアルバム作りの方法論がアメリカのセールスに結びついたのではないでしょうか。HR/HMだけどとてもキャッチーな1曲目「HEADING OUT TO THE HIGHWAY」で、はまってしまいますもん(笑)。久々聴いて、本当良かったアルバムです!!
Screaming for Vengeance
1982年発表の8枚目『Screaming for Vengeance』です。
これぞ傑作、これぞ名作、これぞヘヴィ・メタルです。これほどのパワーを秘めたアルバムを創れてしまうプリーストには正にメタルゴッドの形容詞がふさわしい。それほどまでに興奮してしまうアルバムです。
全ては挙げませんが、アルバム自体のイントロ曲『The Hellion』… しびれるほどにハードな名曲『Electric Eye』… こちらもハードで格好いい『Riding on the Wind』… ミディアムテンポの名曲『Bloodstone』… 傑作以外に形容しようがない『Screaming for Vengeance』… 全体の格好よさを更に引き立てる私の大好きな『You've Got Another Thing Comin'』… など… 。
捨て曲の全くない名盤です。
プリーストファンでなくてもこのアルバムはマストアイテムである事は間違いありません。
Defenders of the Faith
1984年にリリースされた超名盤、9thアルバム『Defenders of the Faith』、日本版タイトル『背徳の掟』。自分達の原点を忘れないようにブリティッシュ・メタルに固執して作られたアルバムです。
正にこれぞヘヴィ・メタル。正にこれぞジューダス・プリースト。正にこれぞ名盤です。
のっけから始まる激しすぎる序曲『Freewheel Burning』、そして私の大好きな名曲『Jawbreaker』、これぞブリティッシュ・メタル『Rock Hard Ride Free』、これも捨て難いハードなナンバー『The Sentinel』、ミディアムテンポで攻め立てる『Love Bites』、気の休まる暇を与えない名曲『Eat Me Alive』、そして静かに聴かせる『Some Heads are Gonna Roll』、これぞ名バラッド『Night Comes Down』、究極の連続攻撃『Heavy Duty』『Defenders of the Faith』。
捨て曲の見当たらない全10曲… とボーナストラック。
是非是非、お手に取ってお確かめください。