バード・アローン
泣けます。
全曲ホントに素晴らしい。ホントにすごいと思う。
惹きつけられるメロディも、ピアノの演奏も、
せつない歌詞も、優しい声も、なにもかも。
涙がこぼれるのは、目に見えない無形の歌が
大切な宝物のように愛おしいから。
Wing with wind 、いいなぁ、やっぱ。
しかし、こんなに感動する歌って他にあるのだろうか?
歌の世界遺産!
間違いなし。
your song 15th anniversary selection 2001-2008
これも収録曲の情報がないので、メモしておきます。
2枚組で1枚目がバンド・ヴァージョン、2枚目がピアノ・ヴァージョンのようです。
《Red Side(Band selection)》
01.秒針のビート
02.Stand and Fight
03.bouquet toss
04.split
05.白い月
06.Rainbird
07.願わくば
08.逆光
09.永遠を見ていた
10.Journey
11.Time will tell
12.空に散る
《Blue Side(Piano selection)》
01.Passing
02.flower
03.流星の日
04.夜間飛行
05.only you
06.感情
07.満天
08.情熱
09.HERO
10.葉桜
11.ひとり
12.my old lover
収録曲の中、「空に散る」と「my old lover」の2曲が新曲。
また、「flower」と「夜間飛行」はボーカルを録り直したそうです。
全曲リマスタリングということで、これまでのアルバムを持っている方も楽しみなベスト盤と言えるのではないでしょうか?
個人的には、「bouquet toss」、「逆光」、「願わくば」や「葉桜」あたりが好き。
美也子さんのことだから、あの曲を落とすのは惜しいとか、悩みに悩んだんでしょうね。
「afterglow」がないのが残念ですが、言い出したらキリないですね・・・。
レイディアント
素敵な曲が詰まってます。M1,M2でパンチのある曲を聴かせたかと思うと、M3やM9では、しっとりと歌いあげます。M9はピアノも聴きごたえがあります。
M10はちょっと切ない歌詞ですが、全部聴き終わった後、爽やかな気分になりました。
明日もがんばろう、そんな気分にさせてくれるアルバムです。
種と果実
現実と向き合った歌詞、それと調和する曲。
彼女であるから出来た独自性で溢れるアルバム。
薄っぺらで流行廃りで片付けられるようなチープな
音楽とは一線を引く曲ばかり。
誰しも生きている以上躓く事がある。
そんな時に聴いて欲しい、大人の為の音楽。
『共感』とか一言では言い表せない、自らの感情が
素直に込み上げて来る。
泣きたければ泣けばいいし、自己の人生を考えるな
らじっくり向き合えばいい。
捉え方は人それぞれであろうが、言葉では表現する
事が出来ない『何か』をきっと感じ取れるはず。
損得勘定は好きではないが、買ってもお釣りが来る
程の作品。
ここまでの作品を作ってしまう彼女。
妥協は一切ない、希有な表現者。今後にも期待が膨
らむばかり。
新しい羽根がついた日
デビュー当初の、抑えきれない苛立ちや焦燥感を体の底から絞り出すような激しさはなりを潜め、静かに語りかけるような歌い方が印象的な7thアルバム。しかし、言葉の力を信じ、人間の弱さや醜さ、いとおしさを丁寧にすくい上げるという点では本質的に何も変わっていない。
2曲目『WIND IS GONE』では何故か反町隆史が歌詞を提供(笑)。しかしそれすら彼女が歌うと篠原節になってしまうところはさすが。
彼女の作品の中で名曲と呼ぶべき歌はいくつもあるが、本作ラストの『秒針のビート』も紛うかたなき名曲。
「気がつけば残されたチャンスは驚くほど少なくて、そのくせ有り余る時間を持て余しては無駄にして・・・」というフレーズに自分自身を重ね、胸が苦しくなるリスナーは多いと思う。