エンドレス・ワルツ (河出文庫)
感性的な人間は鋭敏な激情を制御できない。その発露こそが阿部薫をサックスに向かわせ、薬に依存させる。そんな男女が惹かれ合うことが悲劇である事実がまずある。それでも離れきることもできずズタぼろになりながら行き着く先は。
この物語は事実を基にしたフィクションなのだろうが、物語にはつき物である美談やお涙頂戴は無い。あくまでも暴力や感性や本能。人間は醜さと美しさが同居しているどうしようもない奴だと教えられた。これを読んで体調を崩す人間は深読みしすぎなのか?
爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー [DVD]
ロボ的にはちょっと不満かな。特に轟雷旋風神の活躍がなかったですね。ただ内容的には楽しめましたし、おぼろさんの「スペシャルやし」とか七海(一鍬と一緒に)がスペインにいるのは笑わせていただきました。あと兄者の髪の毛も。シュリケンジャーが出てきた時にはなけそうでした。もう一つ不満がキラーの立場ですか。製作時期が秋だから仕方がないのでしょうが。
阿部薫1949~1978
阿部薫を知るのに一番手っ取り早い方法は音を聴く事なのかもしれないが、この本は生前に交流のあった人たちの証言やエピソードなど、貴重な情報が満載である。あのスピード感に溢れたアルトの音色と同様、その生き様も疾走という表現がピッタリである。破天荒なイメージが先行しがちだが、本当はとても心の優しい人であった事が随所に感じられる。阿部薫が晩年に出演していたライブハウスのオーナー、騒 恵美子さんのリアルな証言は読んでいて涙が出そうになるほど胸にジーンとくる。
人間は何を食べてきたか 8巻セット [DVD]
豊かなで多様な食べ物がある現代の日本。
バランスの良い食事だとか健康のための食事だと言われているが、人間にとって本当に必要なのだろうか?
人間が腹いっぱい食べたいと願いながら食べられず、日々の生活を懸命に生きている人達の顔はとても輝いている。
番組の人たちのフィルターがあまりなく、ただ見ているだけで心が動かされる。何も考えずに見て欲しい作品である。
特にこのようなドキュメンタリーは感性豊かな子供たちに特に見せたい。