ミック・フリートウッド:ストーリー [DVD]
ミックの家族総動員して作ってます。なんでこのDVDが制作されたのか意図が良く分かりませんが、元妻のジェニーのインタビューとか、アルバトロスの演奏シーンとか、失踪直前のジェレミーの映像とか、おもわず「おぅっ!」というシーンがちょっとづつですが、ふんだんにインサートされてます。
ファン以外にはなんのこっちゃというものばかりではあるものの、ほかのマックのDVDではブルース時代からボブウェルチ時代の映像ってなかなか見る機会が無いだけに、結構価値ある作品になってます。
これは多分再プレスされなさそうなDVDのひとつだと思うので、熱狂的なファンはまだあるうちにゲットされることをお奨めします。
VIDEO KILLED THE RADIO STAR 伝説のビデオ・メイカー ~ラッセル・マルケイ [DVD]
ミュージカル映画に影響を受け、リズムに合わせるアクションや場面展開を多用して、視聴者に生理的な快感を提供した映像職人ラッセル・マルケイ。MTV開局の1曲目に放送された「ラジオ・スターの悲劇」が有名ですが、ミュージカルの演出を多用した「アイム・スティル・スタンディング」や、音合わせが秀逸な「ベティ・デイビスの瞳」の裏話も語られています。
デュラン・デュランからは、サイモン・ル・ボンとニック・ローズがインタビューに応じています。本編の登場はわずかですが、ロングインタビューで約10分、台本もなく即興的で、現場のノリと思いつきで撮っていた時代の秘話とMTV戦略を披露。トレバー・ホーンは、わけもわからず大きな眼鏡をかけさせられ、このビデオのイメージでシングル盤やアルバムのビジュアルイメージまで決まった撮影秘話を語ります。
ラッセル・マルケイの仕事を語るドキュメンタリー本編は25分ですが、特典映像のインタビューだけでも130分。インタビューを再編集した特典映像「ヒストリー・オブ・ビデオ」も裏本編的な興味深い内容です。マルケイ本人が何度も思い出を語るエルトン・ジョンのノーカット版ビデオが未収録なのは残念ですが、その欠点があっても★5です。