アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 本田理沙
2枚組で、しかもカラオケ収録なんて、何曲か削って1枚にしなかったとは、なんて良心的なんでしょう。この点は評価が高いですね。未発表曲とかはなかったのかな?もしあったら、入れてくらたかな?
わしズム
「ゴーマニズム宣言」で有名な漫画家の小林よしのり氏が責任
編集する雑誌。この度復刊の運びとなった。
特徴としては、皇統問題を初めとした難解なテーマと、柔らかい
情緒的なテーマが共存している感じ。
思想的な偏重を廃して、縦横な論陣が展開されている。
多分に小林氏の個性が盛り込まれており、以前の「わしズム」より
さらに混沌とした印象を受ける。この辺りは好みが分かれる所だが、
私自身は昨今の論壇誌のような、読む前から内容が容易に類推でき
て、読者と共に予定調和に堕するものよりも、楽しく読ませてもらった。
特に藤井厳喜氏の原発に対する疑義の稿は大変参考になった。
また、浅羽通明氏による人気アニメ「けいおん!」に付随する現象の分析
も面白かった。
種をまく日々
「種をまく日々」この歌を聴くと、花を咲かせようと急ぎ、人生に勇み足になっている自分に気づかされます。ゆっくりゆっくり一歩一歩進んでいこうと思い直します。
また、「路の途中」は、NHKドラマ「ジャッジ」の主題歌で、これが、また名曲です。
不機嫌なジーン DVD-BOX
まず、第一話の冒頭に、
最終回のラストシーンを見せてしまうというのが凄い。
そしてそこからドラマは時間を遡り、二人の恋の軌跡が始まるわけですが、
それがまたシリアス半分、ギャグ半分みたいな感じで、
見ててとても面白いやり取りが満載です。
主人公2人の恋だけでなく、
色んな味のあるキャラが次々に登場してぜんぜん飽きさせないし、
後半はとてもヘビーな長崎・干潟問題を扱ってるにもかかわらず、
漁業者の苦悩と、研究者の葛藤、国家の持つ力、
これら立場の違いを生かした設定がとても上手で、見ててわかりやすかった。
他のレビューにもあるように、結局2人は別々の道を歩むのですが、
再会時のちょっと他人行儀になってしまったシーンを入れてるのが、
視聴者からしたらある意味で残酷ではあるけど、
それは絶対に重要なシーンで、それをきちんと押さえてるのが良い。
これがあるから、過去の2人の恋が新鮮に蘇ってきて、
その他人行儀になってしまった結末との対比が、
すがすがしいまでのリアルさを感じさせてくれます。
人生は刹那。結末うんぬんではなくて、
時間が戻らないからこそ一瞬一瞬はとても貴重なんだと、思わせてくれます。
教授がタクシーで恋人の仁子に会いに行く時に、
思わずつぶやいた言葉、「人生は、なんて素晴らしいんだ…。」
というシーンが印象に残っています。
ドラマにしては、現実的に降りかかる問題の全ては乗り越えられず、
理想は理想のままで、ちょっぴり厳しい選択をしないといけなかったり、
主人公達の悩みがリアルに解るし、共感もできるし、
むしろアンハッピーエンドで良かったとすら思います。
ドラマを見た後に残った切なさもまた、このドラマの味かもしれません。
個人的に、過去に見たあらゆるドラマの中でもトップクラスに入り、
文句無しで星5つです。これはお薦めです。
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論
相変わらずのアジアへの謝罪外交を繰り返す日本。しかし、日本はアジア各国にそこまで悪いことばかりしていたのか?よいことはひとつもなかったのか?『戦争論』で戦後「一億総懺悔」の洗脳からの脱却を主張した著者が、台湾を訪れ、祖父の時代の日本人の足跡を探りつつ、日本人・台湾人双方のアイデンティティを問い直す。
本書の台湾での出版後には、大論争となり、小林氏の入国禁止、焚書まで起こった本ですが、内容はきわめてまともです。日本人を美化しすぎという声もありますが、自ら愛国者であることを宣言している小林氏が書いているのだから当たり前です。
本書は、台湾の歴史に触れ、台湾人にとってのアイデンティティの問題を問い直すと同時に、かつての日本人が持っていたモラルや高潔さを失っていく僕たち現代の日本人のありかたをも問い直しています。
「近くて近い」もう一つの隣国・台湾問題を考えるとっかかりとして、かつての日本人らしさを取り戻すヒントとして、(マンガ嫌いでなければ)是非読むべき本。